札幌銅像巡り

初版 2022/06/08 21:37

改訂 2022/06/12 22:30

堂々巡りではありません。

銅像巡りです。

と言っても銅像目当てに歩き回ったわけではありません。

たまたま銅像に出くわすとカメラに収めたくなるのがボクの悪い癖😆

撮りっ放しもなんなので、どこかに記録しておこうかと...

ということで、銅像画像コレクション日記です😅


羊ヶ丘展望台 丘の上のクラーク



札幌にある銅像というと、まずこれを思い浮かべます。

もともとクラーク博士像は、北海道大学構内にあるウィリアム.S.クラーク胸像のみでしたが、ポプラ並木とクラーク像を目当てに北海道大学を訪れる観光客が年々増加、いわゆる観光公害現象が生じ、1973年に観光バスの構内乗り入れが禁止されました。

しかし、クラーク博士の像は既に札幌観光のシンボルとなっており、観光客が像を見学できない事態を憂慮した札幌観光協会は、羊ヶ丘展望台に新しいクラーク博士像を建立する計画を立て、北海道大学の了解を得ました。

制作を依頼された坂 坦道は、早春の風にはためくフロックコートを着たクラーク博士が、右手を掲げて「ボーイズ・ビー・アンビシャス」と叫ぶイメージで制作。

1976年4月16日、北大開基100年およびアメリカ合衆国の建国200年祭を記念し、丘の上のクラーク除幕式が執り行われました。

この年はクラーク博士の来道100年であり、またこの日は100年前に島松 (北広島市) で別れの言葉「ボーイズ・ビー・アンビシャス」が叫ばれた日でもありました。


しばし観察していると、若い人たちが必ずと言っていいほど、クラークさんと同じポーズで記念撮影!彼らは、台座に記された「BOYS, BE AMBITIOUS」を「少年よ、私の真似をせよ」と訳しているかのようでした😆



北海道大学 ウィリアム.S.クラーク胸像



前述のクラーク胸像です。

徒歩で入構し見学するのはOKです。

初代の像は田嶼碩朗の制作で1926年に建立されましたが、太平洋戦争中の1943年、金属類回収令によって供出されました。

現存するのは二代目の像。田嶼の死去後、田嶼が制作した石膏原型を使用し、加藤顕清の監修で再鋳造して、1948年に建立されたもの。



北海道大学 新渡戸稲造の像



1996年 山本正道 制作

北大創期120周年に際して、新渡戸稲造博士顕彰碑建立事業会から寄贈。

新渡戸稲造は札幌農学校第2期生で、直接にはクラークの教えを受けることはありませんでした。

像の高さはクラークに敬意を表して、クラーク胸像より少し低めとか。


新渡戸稲造は、5千円札D号券の人ですね。

そういえば最近、樋口一葉さん、あまりお目にかからないなあ。

っていうか、日常生活で現金を使うことがほぼ無くなったので...



北海道大学 初代総長佐藤昌介像



1971年 加藤顕清 制作

佐藤昌介は札幌農学校第1期生として直接クラークに学びました。


新春スターかくし芸大会のハナ肇さんではありません。

って古っ!😆



大通公園 泉の像



1959年 本郷新 制作

ニッカウィスキーが寄贈。

周囲を直径10mの花壇であしらい、中央の台座は直径4mの黒御影石で構成。

テレビ塔を背景にした3人の踊り子の像は、札幌観光のシンボル的存在。



大通公園 石川啄木歌碑



1981年 坂坦道 制作

石川啄木の70回忌を迎えた1981年、札幌在住の文学関係者と札幌観光協会の依頼により制作された等身大の像。

石川啄木は生涯で3度北海道に来ており、よく知られているのが、1907年から1年近く続いた放浪生活のうち、9月14日から27日までの2週間の札幌での生活。札幌での啄木の頭は丸刈りだったはずで、この像の髪型に異論もあるようですが、札幌での姿と断っているわけではないので、まあいいのでは...



大通公園 牧童の像



1956年 峯孝 制作

左手にクロバーの花輪を掲げて走る少年と飛び跳ねる子牛の像。

北海道酪農関係者が、前年に牛乳100万石 (約20万トン) 突破したことを記念し、1人20円を拠出し制作を依頼。



大通公園 漁民の像



1969年 田畑一作 制作

網を引く二人の男と、かごを持つ女に寄り添う子どもの像。

北海道漁協婦人部連絡協議会が創立10周年と北海道100年を祝って、1969年に建立。



大通公園 奉仕の道



1982年 峯孝 制作

エゾ鹿、エゾフクロウ、ハシブトカラス、エゾウサギの動物たちのブロンズ像が、

八角形の赤御影石の台座の上に設置。



北海道庁前庭 北の母子像



1978年 本郷新 制作

本郷新が北海道文化賞を受賞した際、北海道に寄贈。



札幌駅南口 牧歌の像



1960年 本郷新 制作

乙女3人が、トウモロコシ、ポプラの若木、スズランを持ち、2人の若者が、角笛を吹き、子羊を抱く等身大のブロンズ像。 

札幌駅開駅80周年記念事業の一つとして道内の有力企業協賛5社の依頼により制作。


後姿なのは、昼食の待ち合わせまでの時間、木陰のベンチで休憩していたら、向こう向きの像が目の前にあり、ベンチに腰掛けたまま撮ったから。

無精者の為せる業です😆


おしまい(^^)


#札幌

#銅像巡り

#銅像画像コレクションログ

#2022年

Author
File

ts-r32

Default
  • File

    fanta

    2022/06/12 - 編集済み

    何を隠そう、、、😆
    私も行ったときには、クラーク博士のポーズを真似て撮影をww
    順番待ちするほどでした💧

    初夏の北海道、いい時期ですね♪
    羊ケ丘の緑の牧場と、遠くに白いドームと(球場か?)
    でも大都市を少し離れるだけでこの景色は、他じゃないですねぇ😊

    返信する
    • File

      ts-r32

      2022/06/12

      fantaさん、コメントありがとうございます😊
      ポーズ真似て記念撮影は正解です👍後で写真を見た時、微笑ましい思い出になりますよね✨
      私は同年代4人と若い人2人の6人で三脚立てて撮ったので、さすがに...😅
      もし6人でポーズ真似たら、周りにウケたかも😆
      札幌ドームですね。ビッグボスは見えませんでした😆
      市の中心部から車で行きましたが、20分程度だったかと。
      おっしゃるとおり、他ではない札幌ならではですね😊

      返信する
  • File

    kinggidoko

    2022/06/12 - 編集済み

    札幌って銅像の宝庫だったんですね。9月の連休に行く予定なのでどこかの銅像観てきます。

    返信する
    • File

      ts-r32

      2022/06/12

      kinggidokoさん、コメントありがとうございます😊
      札幌は何度か行きましたが、経由地として1泊程度が多かったのですが、今回は比較的ちゃんと散策でき、銅像の多さを知りました。これでもほんの一部に過ぎないようですから、本当に銅像の宝庫なんですね!
      9月の札幌も良さそうですね。是非、散策してきてください。
      私は、10月に行く予定です。

      返信する