「珍?」Albertellaの棘

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右半身は完璧、左半身は一部を除いてしっかりとは化石化しなかった標本です。しかし、右頬棘から前方に枝分かれする棘は、これは何でしょうか?
3対の棘が特徴のAlbertellaは、写真4,5の様な個体が通常です。写真1の様な個体は、私は見た事がありません。写真4のBristolia insolensの棘の伸び方と共通性を感じます。

写真1〜3: Albertella
写真4: Albertella longwelli
写真5: Albertella schenti
写真1-5: Carrara Formation, Pahrump, Nevada, USA
Middle Cambrian

写真6: Bristolia insolens
Latham Shale, Marble Mountains, San Bernardio County, California, USA
Lower Cambrian

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    Trilobites

    2022/03/01 - 編集済み

    写真1もA.longwelliですが、触覚のような棘は、ここに生えていて新種とかではなく、左側の欠損している部分の棘が剥離して裏返って見えているだけだと感じます。Albertellaは、強そうな見た目に反して崩れやすい産状が多く、偶然が重なって面白い景色になりましたね。

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      Sanchan

      2022/03/02

      拡大写真を追加しました。他の棘が重なったという仮説は面白いですね。ありがとうございます。しかし、そうだとするならば、余りにもぴったりはまったものですね。実体顕微鏡で見ても一体化している様に見えますので。真実は分かりませんが、面白い事ですね。

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      Trilobites

      2022/03/02

      実体顕微鏡もお持ちなんですね、拡大写真upありがとうございます。節構造が無いので少なくても触覚ではなさそうですね。少し否定するようなコメントになり気を悪くしないでください、古生物学に正解は無いので、色んな事が有り得るし、更に想像が膨らむ面白い標本だと思います!

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      Sanchan

      2022/03/03

      実体顕微鏡はヤフオク !で中古品を約1万円で入手しました。「見えればOK」という感じですが、細部の観察や手入れに重宝しますよ。

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