1966 GB 02 弓矢の切手

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ヘースティングズの戦いで、ノルマン人が騎馬で攻めている一枚目。守る側のサクソン人たちが持っている盾にある模様が、戦いの場で敵味方を見分ける印ですが、このバイユー・タペストリーの絵が、この時代にまだ紋章がなかったことを証明しているのだそうです。

この切手では、手に持っている槍の先も矢印ですね、、。首がゴロンと転がっていたり、剣ののようなものがたくさん突き刺さったヒトとか、凄惨な戦いの中に、爬虫類のような動物とか鳳凰としか見えない鳥が描かれているのが謎です。

発行国:イギリス
発行時期:14 October 1966
切手タイトル:900th Anniversary of Battle of Hastings
図案:Battle of Hastings / Norman Horsemen attacking Harold's Troops / Norman ship
印刷方法:グラビア印刷 photogravure
製作者:design: David Gentleman

最後の一枚に描かれた船が、兵士だけでなくたくさんのノルマン人を運んだようです。イギリス人のDNAには、北からスコットランド経由で来たバイキングと、フランスから渡ったノルマン人由来のバイキングの血もかなり色濃く残っているとのこと。

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    T. S

    2023/10/09 - 編集済み

    こういう切手の絵は、もともと絵画をモチーフとしたのは別として、切手画家👩‍🎨といいますか、デザイナーさんがいるんですかね?
    この4種の絵はどれも味がありますね。たしかに、首とか、折れた剣とか、首を掴まれて切られそうな人とか、なかなかな世界ですw

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      tomonakaazu

      2023/10/09 - 編集済み

      この切手をデザインしたのは、イギリスでこの頃にたくさんの切手をデザインしたDavid Gentlemanというグラフィックデザイナーですが、彼はのちに木版や、ゴム版を使ったイラストをたくさん作り、この切手はその種の作品では初期のものです。

      元になっているバイユー・タペストリーと比べても力強くて、切手としても相当高く評価され、彼の切手作品群を記念した2022年のシリーズにも、このときのセットから一枚入っています。詳細は、このページに。
      http://www.collectgbstamps.co.uk/explore/issues/?issue=23098

      矢印の切手のルームでも紹介している、1962年の女王と矢印の切手も彼のデザインでした。
      https://muuseo.com/tomonakaazu/collection_rooms/3

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