Ginza Yoshinoyaの茶(サドルカーフ)

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アッパーはフランス・デュプイ社のサドルカーフ。色はHavanaと呼ばれるもので、語源はもちろん、その名の土地で作られるシガーの葉の色だ。初めはもっと黄色が表に出たライトブラウンだったが、無色の靴クリームでしかお手入れした記憶が無いにもかかわらず、赤味が加わり落ち着いた印象に変化している。これがコンビなめし(クロムなめし+タンニンなめし)と噂されるサドルカーフらしいところで、キラキラと輝く印象ではないものの、どっしりと光りコシを感じる質感は流石、デュプイ社の革だと思う。なおこの紳士靴の底付けは、銀座ヨシノヤが長年大切にしているハンドソーン・ウェルテッド九分仕立て。ヒールの端部の面取りの丁寧さなども含め、価格以上の質感と履き心地はもっと評価されて欲しい!

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