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J.M.Westonの黒(ボックスカーフ)

パリの直営店で購入した一足で、同社が一時傘下に収めていたフランス・デュプイ社のボックスカーフをアッパーに用いている。他の国のものに比べ明らかに赤みを感じるのがいかにもフランスの黒革で、光沢もややマットでかつ良い意味での硬さと言うかコシがある。お手入れしてもピカピカにはなり難いものの、だからこそ「輪郭線」となるのには最も相応しい質感とも言え、やはり芸術大国らしい革なのかもしれない。この靴はダブルソールではなくてトリプルソール、しかもウェルトが二重に巻かれた超骨太な風貌が一大特徴。この作風こそがフランス紳士靴の実は保守本流なのだが、ミシェル・ペリーがデザインに関与して以降のJ.M.Westonにはあまり見られなくなってしまったのが残念でならない。