ティールカラーサファイア スライス

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成長線がハッキリと見えるエチオピア産サファイアをスライスし磨いてあるお石さんです。
緑色の発色は三価の鉄イオンの八面体配位に二価の鉄イオンと四価のチタンイオンとの電荷移動、さらに三価のクロムイオンの八面体配位とが重なって起きると、1981年に解明されました。
 この仕組みは青の発色の仕組みと共通点があり、同じサファイアの中で同時に青と緑の発色が同時に起こっている例もあり得ますから、光の加減では青みがかかった緑色に見える例も少なからずあると考えられます。

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