福岡県糸島市二丈 鹿家(しかか) 鱗鉄鉱入り紫水晶

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『ミネラ』79号掲載

西九州自動車道の工事中に偶然発見された紫水晶の脈。工事が中断されている僅かな間だけ鉱物愛好家に拾われ、現在は道路の下。絶産です。

鱗鉄鉱入り紫水晶で、通常タイプの鱗鉄鉱の他に、目のような鱗鉄鉱も見られます。色の濃さは江田島の紫水晶を思い出します。

鱗鉄鉱や色合いについては、お隣の韓国で見られる紫水晶にも同様の特徴があり、土地柄昔は陸続きだったのではと考察がはかどり、関連が気になります。

ヤフオク落札にかなり苦労した思い出があります。値段の高騰は2024年の現在でも続いていますので、放出品でもない限りは見かけることも難しいでしょう。

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