ドイツ 駆逐戦車ヘッツアー(中期生産型)

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大戦中、優秀なソビエトのT34やKV-1戦車に対抗するため、ドイツ軍は様々な駆逐戦車を開発しました。そのうちのひとつがこのヘッツアー(Sd.Kfz.138/2)です。シャーシはチェコ製の38t戦車のものを使い、砲塔には48口径75㎜砲を搭載しました。が、生産性が最優先されたため、全面こそ60㎜の装甲をそなえていましたが、側面及び後面は申し訳程度の装甲しか装備していなかった。そのため、実はヘッツアーは戦車ではなく、多少の装甲を施した突撃砲に分類されるもので、本来ならば砲兵科で運用されるものである。しかし、グデーリアンの強い要望により、機甲科で運用できるように駆逐戦車に分類された。
低い車高のため戦闘室内の環境が狭く悪く、また主砲が中心線を外れて装備されているため重量バランスも悪く、死角の車体右側から側面を狙われて撃破されるパターンも多かった。
しかし、その生産性の高さから運用しつつ改良が加えられ、終戦まで2800両も生産、ドイツ軍の重要な駆逐戦車となっていました。

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