A7V突撃戦車(クルップ型)

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突撃戦車A7Vは、第一次世界大戦末期の1918年に実戦投入されたドイツ軍初の戦車です。膠着状態だった第一次大戦での塹壕戦を打破するために開発されました。その形状は戦車黎明期にふさわしく、全長8m、全高3.3mの長方形をしており、キャタピラをすっぽり覆い隠した箱が移動するというものでした。1916年に実戦投入されたイギリスのMkⅠ戦車に衝撃を受けたドイツ軍は、試行錯誤の末A7Vを開発しましたが、その内部環境は考慮されず、車内は天井からつり皮がわりの荒縄がぶらさがり、むきだしのエンジンは爆音を車内に響かせ、僅かに車外から差し込む光以外は真っ暗で、射撃指示は声が通らないため砲手の前に設置された”注意”と”発射”の表示板で行うという原始的なものでした。この極めて悪辣な戦闘環境で車内には操舵のために最低18名(車長、操縦手、機関手、信号手、砲手、装填手、機関銃射手6名、給弾手6名)、最大で26名の兵士が詰め込まれていました。

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