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STシャモン突撃戦車 (前期型)
サン・シャモン突撃戦車は、第一次世界大戦においてフランスが開発、実戦投入された初期の戦車です。車体前面の右側に75㎜榴弾砲を装備し、副装備として重機関銃が4門装備され、乗員は8名、後期にはドイツ軍の手りゅう弾や徹甲弾に対するため上部に傾斜をつけたり、装甲を11㎜から追加で8㎜装甲版をつけたりして強化を図っています(後期型)。1917年に実戦投入されましたが、投入された16両のうち15両がドイツ軍の設置した塹壕にはまり行動不能、多くが撃破されてしまいました。車長に比べてキャタピラの短さが欠点となり、塹壕渡河能力が低かったのが致命的でした。大戦を通じて全部で377両が生産されましたが、あまり活躍はできなかったようです。 #タコム #戦車 #第一次世界大戦 #フランス軍
2002 無し 戦車・AFV・歩兵 1/35ちょこ大佐
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A7V突撃戦車(クルップ型)
突撃戦車A7Vは、第一次世界大戦末期の1918年に実戦投入されたドイツ軍初の戦車です。膠着状態だった第一次大戦での塹壕戦を打破するために開発されました。その形状は戦車黎明期にふさわしく、全長8m、全高3.3mの長方形をしており、キャタピラをすっぽり覆い隠した箱が移動するというものでした。1916年に実戦投入されたイギリスのMkⅠ戦車に衝撃を受けたドイツ軍は、試行錯誤の末A7Vを開発しましたが、その内部環境は考慮されず、車内は天井からつり皮がわりの荒縄がぶらさがり、むきだしのエンジンは爆音を車内に響かせ、僅かに車外から差し込む光以外は真っ暗で、射撃指示は声が通らないため砲手の前に設置された”注意”と”発射”の表示板で行うという原始的なものでした。この極めて悪辣な戦闘環境で車内には操舵のために最低18名(車長、操縦手、機関手、信号手、砲手、装填手、機関銃射手6名、給弾手6名)、最大で26名の兵士が詰め込まれていました。 #モンモデル #突撃戦車 #第一次世界大戦 #ドイツ軍
TS-017 無し 戦車・AFV・歩兵 1/35ちょこ大佐
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マークⅣ メール(雄型) 第一次世界大戦重戦車
1914年から始まった第一次世界大戦は、一言で言って塹壕戦でした。機関銃という防御に長けた武器の発明により塹壕を掘り機関銃を据えた陣地は、攻撃側が圧倒的に不利でした。両軍共に塹壕を掘ってにらみ合う前線が戦域全体に広がり、膠着状態が続いたのが第一次世界大戦の特徴です。各国はこの膠着状態を打破するため、敵塹壕を突破、通過できる兵器、すなわち戦車を発明、開発します。世界最初の戦車は、イギリスが開発したマーク1菱形戦車です。マーク1はその後改良が加えられ、マークⅣへと発展しました。マークⅣ戦車は、機銃を5機装備したフィメール(雌型)型、左右に6ポンド砲を装備したメール(雄型)があります。塹壕を渡るために長い車長とキャタピラを持ち、全体のフォルムが菱形になり、まさに黎明期の戦車の形となっています。マークⅣ戦車は1917年より製造され、雄型雌型合わせて1015両生産されています。 #エマー #重戦車 #第一次世界大戦 #イギリス軍
EM4001 無し 戦車・AFV・歩兵 1/35ちょこ大佐