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満州航空のステッカー
これはスタンプじゃなくステッカーなんですが、適当な展示室がないので、とりあえずスタンプコーナーに。
満州航空のステッカーは何種類か現存してます。
ステッカーと言っても直径5、6センチのものなのでシールみたいなもんでしょうか。
残っているものは貼らずにコレクションされた単品もありますが、昔の旅行かばんや、満州に行った記念の写真帳、スクラップブックに貼った状態のものの方が多い印象です。
今回の「新京」と記されているものは、満州から内地に除隊復員した兵隊さんの写真帳の表紙に貼られていました。
描かれている塔はたぶん「新京忠霊塔」。
昭和9年竣工で、満州国建国に関わった1万6000余の人柱が合祀されていたそうで、高さは35メートルほど。
新京観光で必ず立ち寄る先だったようですが、戦後はソ連に破壊され現存しません。
もう一つ描かれている飛行機は、満州航空所属で垂直尾翼が2枚なのはユンカース86だけのはずなので、それでしょう。
ドイツ製の双発機で、こういった民間用旅客機の型もありますが、ドイツ機マニアの間では高高度爆撃機や偵察機の方が知られてますね。かなり前、イタレリのE型を作ったことがあります。
満州航空の民間型は輸出用のZ型で、輸入直後に海軍がちょっとだけ試用したらしいです。
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