50年代 ピールネームローファー ブルックス別注

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インソックの住所が「オックスフォードSt.」になっていますので、1958年以前に製作されたローファーです。ブルックスの別注になっていますが、ピールがブルックスと提携したのは1940年代とのことです。この前半部にぐるりとパンチングをめぐらせたデザインはピール独特のものですが、この靴はその中でもストラップが後半部のパーツと一体になっているとても個性的な意匠です。製作されてから70年程経過しておりますが、カーフは未だに素晴らしい質感を保っています。ソールの革も返りが良く頑丈です。

ピールの歴史については下記の渡邊さんの素晴らしい取材があります。現在のところ、昔のピールに関してこれ以上詳しく正確な情報はないと思われます。私は記事を読んで胸が熱くなる思いでした。

https://muuseo.com/square/articles/611

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