結婚式に履いた靴

初版 2022/08/23 15:34

改訂 2024/03/04 23:12

今日、靴磨きをしました。自分の結婚式で履いたチャーチのバルモラルです。1990年にロンドンのジャーミン・ストリートのショップで購入しました。アッパーはブックバインダーカーフです。ラストは73で控えめなセミスクエアトゥです。私にとっては特別な靴で大切にしてきました。

ブックバインダーはパテントレザーのように長く使っていると亀裂が入ることがあるのですが、この靴に関してはまだ大丈夫なようです。

横から見ても何の変哲もないキャップトゥですが、当時こういう靴が欲しかったのです。

冠婚葬祭はこれ一足で足りますが、自分の「晴れの日」に履いたこともあり、この靴に関しては葬儀の時に履いたことがありません。そうした際はグリーンのチェルシーを履いています。

アイレットは若干フレアが入っていますが目立ちません。靴紐はチャーチ独特の太目の平紐ですが、これが大変結びやすく重宝します。ただこれがダメになると、スペアがほとんど入手できないので大変です。

ヒールは比較的小さ目です。

ロンドン、ニューヨーク、パリの三都市時代のもので、購入が90年4月ですので、80年代後半の製作だと思われます。この靴を履けば結婚式のときの家内と自分を思い出します。家族にも自分が死んだら一緒に棺桶に入れてもらうように頼んでいます。

さて、ここからはどうでもいいお話になりますが…… 結婚式の披露宴会場で掛けるバックミュージックはすべて自分たちで選曲しました。相当な時間を掛けて十数曲を選びましたが、もうその曲名の記憶もかなりおぼろげになってきております。選曲したナンバーをちょっとだけ思い出してみます。ベタな曲が多くて気恥ずかしいですが、今聴いても良い曲だと思うのでご紹介させて頂きます。

オープニングはジェームス・イングラムの曲でした。今も彼のベストだと思う曲です。野太い声が私の好みでした。

https://youtu.be/59M2PlpZUbU

Whatever We Imagine - YouTube

Provided to YouTube by Universal Music GroupWhatever We Imagine · James IngramIt's Your Night℗ 1983 Qwest Records, Inc.Released on: 1983-01-01Composer Lyric...

https://www.youtube.com/watch?v=59M2PlpZUbU&feature=youtu.be

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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    グリーン参る

    2022/08/23 - 編集済み

    https://www.youtube.com/watch?v=XtW3fpscYnQ
    これも掛けました。甘々ですが、80年代後半に聴いていた曲です。

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    グリーン参る

    2022/08/23

    https://www.youtube.com/watch?v=1VHtmRHYTHU

    ナベサダのこの曲は夏の雰囲気に満ちて7月の結婚式に相応しいと思いました。

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    グリーン参る

    2022/08/23

    https://www.youtube.com/watch?v=nXKbVNVa72o
    ロバータフラックのこの曲の入ったアルバムはみな私のお気に入りです。結婚式にはストレート過ぎますが(笑)。ナベサダのランデブーに入っている彼女の歌も素敵でした。

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    グリーン参る

    2022/08/23

    番外編
    結婚式には掛けませんでしたが、ピーボブライソンのデュエットの中でお気に入りの一曲です。

    https://www.youtube.com/watch?v=vtcRqvZ-nOs

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    mat2193

    2022/08/23 - 編集済み

    良い話です!人生の節目を象徴する物っていろいろありますよね!

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      グリーン参る

      2022/08/25

      mat2193さん、
      モノと思い出が強くリンクしていることが私にはあります。音楽などもそうですね。その曲を聴くと鮮やかに当時のことが思い出されるということもあります。恐らく、matさんの靴や服にも、楽しい思い出(だけではないかもしれませんが)が詰まっていることと思います。

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    グリーン参る

    2022/08/25

    歌詞が良いので選曲しようかどうしようかと迷ったナンバーです。結局掛けませんでした。
    https://www.youtube.com/watch?v=AVeg75RFDnM

    ホイットニーはもちろん、ジャーメインの実力が如何なく発揮された名曲だと思います。米国版「ロンリーチャップリン」ですが、こちらの方が先なので「ロンリーチャップリン」が日本版"Take good care of my heart"というのが正しいのでしょう。87年にロンリーチャップリンを初めて聴いたとき、イントロがあまりに似ているのに驚きました。

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