美杉球状花崗岩

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美杉町下多気亡櫓橋付近
津市の天然記念物に指定

平成14年9月県道美杉嬉野線の工事(別資料では「美杉町内の林道の工事現場で発見」又は「亡櫓橋付近の八手俣川で転石として発見」)により美杉トーナル岩体から発見されました。三重県内ではじめての確認として、2005年に津市(旧美杉村)の天然記念物に指定されています。
山田茂氏により発見された標本は現在MieMuに保管されています。津村善博先生によれば「平成11年度の崖崩れ防止工事の現場写真に球状花崗岩の露頭が写っている」とあり、京都教育大学のフィールドワークでの地元アンケートには「球状花崗岩はもっとギザギザしたものもある、それを菊石と呼んでいた」とあり、産出は以前から知られていたようです。
標本は亡櫓橋より約500m下流の転石として発見しました。工事掘削により採取されたと想定されるMieMu所蔵標本と比べ全体的に磨滅しています。

#美杉球状花崗岩

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