007 BOX

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英国諜報部MI6所属のエージェント「007」ことジェームズ・ボンドの活躍を描いたスパイアクションムービー。

長年続く人気シリーズ。2019年現在、6人の俳優がジェームズ・ボンドを演じています。
スーツをビシッと着こなし、高級車を乗り回して、派手なアクションに秘密兵器の数々、そして美女とのロマンスという男の夢が詰まった娯楽大作ですね。
こちらのBOXには第1作~23作目が収録されています。

『1、ドクター・ノオ』
ショーン・コネリーが初代ボンドを演じるシリーズ第1作目。
怪電波の調査をしていたイギリス諜報部員がジャマイカで殺害されたことを受けて、現地に派遣されたボンド。彼は一連の事件の鍵を握る中国人科学者ドクター・ノオという男の陰謀を暴くために行動を開始した。

1962年の作品という事もあり、少々古くさく感じてしまう場面もありますが、今見ても若き日のショーン・コネリーはカッコいいです。

『2、ロシアより愛をこめて』
ソ連の暗号解読機を交換条件に英国への亡命を企てる謎の女・タチアナ。
その裏に潜む世界的犯罪組織“スペクター"の恐るべき陰謀にボンドが挑む。

東西冷戦のスパイが暗躍していた時代背景も相まって、緊張感のあるストーリーに仕上がってますね。
また、主題歌も素晴らしいです。

『3、ゴールド・フィンガー』
世界有数の金塊を保持する男、ゴールドフィンガー。彼は自らの所有する金の価値を高めるために、アメリカの金を核汚染させようと目論む。その陰謀を阻止するためボンドの戦いが始まる。

ショーン・コネリーの作品では、1番のお気に入りです。
憎ったらしい悪役ゴールドフィンガーと、つばに刃を仕込んだ帽子を武器にするオッド・ジョブといった敵も非常に魅力的です。

『4、サンダー・ボール作戦』
原爆を搭載したNATOのジェット機がバハマで犯罪組織スペクターに奪われた。
ボンドは原爆奪還の指令を受けて、謎の大富豪ラルゴに接触する。

秘密兵器やボンドカーといった007シリーズのフォーマットも定着してきた感がありますね。
本作の1番の見所でもある大スケールの水中戦は一見の価値ありです。

『5、007は二度死ぬ』
米ソの宇宙カプセルが突然姿を消す事件が続発。
ボンドは日本に飛び、日本の諜報機関に所属するタイガー田中たちと捜査を開始する。

日本が舞台の本作。ちょっと変な日本の風景が描かれていたり、忍者軍団が出てきたりと異色の作品です。

『6、女王陛下の007』
ジョージ・レーゼンビーが2代目ボンドを演じた唯一の作品。
スペクター首領であるブロフェルドの行方を追っていたボンドは、情報を入手し秘密施設に侵入。そこで恐るべき計画が進行していることを知る。

前作までと比較すると少々地味な印象を持たれがちな本作ですが、ボンドの人間的な部分が描写されており新鮮です。(なんと結婚までしてしまいます。)
また、雪山を舞台にしたアクションも魅力的です。

『7、ダイヤモンドは永遠に』
ショーン・コネリーが復帰してボンドを演じた最後の作品。
アフリカから密輸されたダイヤモンドを探すために運び屋に成りすましたボンドは、事件の裏に宿敵ブロフェルドが関与している事を掴む。

ショーン・コネリーもここで見納め。知的でクールなコネリーボンドの集大成です。奇妙な事件を追っていき最後にはとんでもない陰謀にたどり着く展開も面白いです。

『8、死ぬのは奴等だ』
ロジャー・ムーアがボンドを演じた記念すべき1作目。
麻薬組織を捜査中のイギリス謀報員が次々に暗殺される事態が発生。
調査を進めるボンドは、黒人活動家のカナンガに目をつけ、彼の裏の顔を探る。

3代目ボンドのロジャー・ムーアはハンサムで優しい印象がありますね。
また、本作の敵は全員黒人で呪術的なものが出てきたりといったところも特徴ですね。

『9、黄金銃を持つ男』
黄金銃を持つ、謎の殺し屋スカラマンガからボンドへの挑戦状が届く。
彼を追って香港に飛んだボンドとスカラマンガ。殺しのプロフェッショナル2人の息詰まる攻防を描いた傑作。

007シリーズの魅力の1つは個性的な悪役たちですが、本作のスカラマンガもその1人です。
白いスーツに身を包み、黄金の銃を武器とし、自宅には様々な仕掛けを施していて非常に面白いですね。

『10、私を愛したスパイ』
英ソの原子力潜水艦が消息をたつ怪事件が頻発。
調査に向かったボンドは、ソ連から派遣された女スパイのアニヤと行動を共にすることになり、海運王ストロンバーグが事件の裏にいることを嗅ぎ付ける。

海上の要塞のような敵基地が出てきたり、人気の敵キャラクターであるジョーズが登場したりといった娯楽大作です。
また、こちらの主題歌も名曲です。

『11、ムーンレイカー』
スペースシャトル“ムーンレイカー"が何者かに盗まれる事件が発生。
指令を受けて調査に向かったボンドは、ムーンレイカーを開発した科学者ドラックスに接触を図る。

007のスケールもどんどん壮大になっていき、本作の敵は人類を抹殺して、選ばれたものだけの新帝国を作り上げようとします。
また、世界を股にかけて来たボンドが遂に活躍の場を宇宙にまで広げます。

『12、ユア・アイズ・オンリー』
ミサイル誘導装置ATACと共に英国の船が沈没。そして、その船の引揚げを依頼された夫妻も殺害される。
ボンドは事件のキーマンで謎の大富豪クリスタトスに迫る。

生身でのアクションに拘った名作です。
ド派手な演出は抑え目ですが、ボンドのタフさがあらためて堪能できて良いです。

『13、オクトパシー』
同僚である009が殺害された事件の謎を追うボンドは、大富豪カマル・カーンと謎の女オクトパシーの陰謀にたどり着く。

派手なアクションに美女軍団の活躍も見所のアドベンチャームービーといったテイストですね。
ピエロに扮装するボンドも必見です。

『14、美しき獲物達』
イギリスが開発した最新の軍事防衛システム用のマイクロチップがKGBに流出する。
事件の裏には、ゾリン産業の社長ゾリンが関わっているとの情報を得たボンドはアメリカへ渡り彼への接触を図る。

ロジャー・ムーアがボンドを演じた最後の作品です。
ストーリーも面白く、クライマックスの洞窟内やゴールデンゲートブリッジでの闘いは手に汗握ります。

『15、リビング・デイ・ライツ』
KGBのコスコフ将軍が英国に亡命。しかしその後、将軍は何者かに拉致されてしまう。
事件の裏に潜む陰謀を、ティモシー・ダルトン演じる4代目ボンドが追う。

謎を追いながら世界を股にかけて戦い、横には美女がいるという007の魅力が詰まった一作です。

『16、消されたライセンス』
ボンドは、親友でCIA捜査官のライターと麻薬王サンチェスを逮捕する。
しかし、逃走に成功したサンチェスは報復として、ライターに瀕死の重傷を負わせ、彼の妻を殺害する。
怒りに燃えるボンドは任務を離れ、殺しのライセンスを剥奪されながらも、友の復讐のために1人サンチェスを追う。

本作のボンドは命令を無視して、復讐の為だけに敵と戦うという珍しい設定です。
麻薬王サンチェスの組織をを時には知恵を用いて、また時には力ずくで追い詰めていくボンドの活躍には痺れます。

『17、ゴールデン・アイ』
5代目ボンド、ピアース・ブロスナンが初登場。
宇宙から地球上を狙える新兵器「ゴールデンアイ」が何者かに盗まれた。
追跡調査のためロシアに飛んだボンドの前に、国際犯罪組織「ヤヌス」の影が。

人気が高く、私も大好きなブロスナンボンドの一作目ですね。
ダムからダイブしたり、戦車で街中を走り回ったりといった派手なアクションも見どころですが、本作の敵はかつての仲間であった006だという点も注目です。
これまでの映画でもボンド以外のダブルオーエージェントは何回か登場(殺されてばかりですが…)してますが、敵となるのは初めてですね。
ダブルオー同士の息詰まる攻防からも目が離せません。

『18、トゥモロー・ネバー・ダイ』
第三次世界大戦を誘発させようと企むメディア王カーヴァー。
ボンドはその野望を阻止するため行動を開始する。

本作でもド派手なアクションシーンは健在で、最新鋭のテクノロジーを駆使したボンドカーでのカーチェイスやバイクアクション等見どころ満載です。

『19、ワールド・イズ・ノット・イナフ』
イギリスの石油王がMI6で爆死させられる事件が起きる。
ボンドは死亡した石油王の娘エレクトラを警護する任務に就くのだが、テロリストのレナードが企てる恐るべき計画を知り、これを阻止するために立ち上がる。

本作は長年ボンドに秘密兵器を渡してサポートをしてきた“Q”を演じたデスモンド・リュウェリンの最後の出演作なのですが、彼が007に送った言葉が印象的です。「敵に弱味を見せるな」「常に脱出方法を持っていろ」という基本的な事なのですが、ジェームズ・ボンドというキャラクターの根幹となる言葉だと思いました。ボンドの優雅な振る舞いや、ピンチの時でもジョークを言えたりするのはこれを実践してるからなんですよね。

『20、ダイ・アナザー・デイ』
北朝鮮に潜入して暗殺任務を終えたボンドだったが敵に捕らえられ、厳しい拷問の末に解放される。
彼は自らの汚名を晴らすため、単身事件の真相を探り始める。

ブロスナンボンドの最終作です。
秘密兵器を駆使したアクションが売りとなっていたこの路線もここで一段落です
が、集大成となる本作では周囲の景色に同化するステルスボンドカーが登場する等、実に華やかで面白いです。

『21、カジノ・ロワイヤル』
“00(ダブルオー)"の地位に昇格したばかりのジェームズ・ボンドは世界中のテロリストの資金運用をしているル・シッフルという男の存在を突き止め、調査を開始するのだが…

ダニエル・クレイグを6代目ボンドに迎えた本作は、ジェームズ・ボンドが007になる前からを描いた作品です。
その為、ボンドには優雅さや余裕もあまり感じられないのですが、その分リアリティーがあって面白いですね。彼がいかにして真の意味での007になっていくのかが楽しみになる作品です。

『22、慰めの報酬』
愛した女・ヴェスパーを失ったボンドは、彼女を操っていたミスター・ホワイトを尋問、彼の背後にある組織と幹部であるグリーンの存在と陰謀を知り、戦いを挑む。

前作「カジノ・ロワイヤル」の続編です。
基本的には1本づつが独立した話であった過去のシリーズでは見られなかった試みですね。
新米ダブルオーエージェントだったボンドの成長を感じられるラストシーンは必見です。

『23、スカイフォール』
NATOの諜報部員の情報が記録されたハードドライブを強奪した犯人を追跡し、追い詰めるボンド。
しかし、先に潜入していた同僚ロンソンが負傷。上司のMは非情にも敵の追跡を最優先にするよう指令を下すのだが…

時には非情な命令を下すボンドの上司M。その彼女がかつて見殺しにした部下から恨みを買うというのは無理もないですね。
ダニエル・クレイグの007シリーズは人の心理描写がよく出来ており、従来とは違う新しいボンドを見せてくれますね。

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    収集じいさん

    2021/10/17

    007シリーズは好きでショーン・コネリーの1作目からずっと観ています。どの役者のボンドがいいとは一概には言えません。

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