KLANGFILM KL42006 Fullrange Fieldcoil Driver

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ドイツ1930年代から第二次大戦中、戦後にかけてつかわれた代表的励磁型フルレンジドライバー。

- フレーム外径: 30 cm,
- ボイスコイルインピーダンス: 12 Ohms,
- フィールドコイルインピーダンス 2,4 kOhms,
- 出力インピーダンス: 15 Ohms,
- 出力: 10/15 Watts,
- 周波数特性: 60 Hz to 15.000 Hz,
- レゾナンス: 70 Hz,
-センターダンパー
- 重量: 15 Kg.

16mm映写機、映写機用アンプと組み合わせて移動映画館として使われたり小規模の映画館のPAとして使われたようだ。トーキーの初期を支えたスピーカーシステムの一つ。本体を収める可搬型の箱はフィールド電源を備えている型とそうで無い型があり、組み合わせるパワーアンプによって異なる。パワーアンプ側でフィールド電源を供給できる場合はスピーカーシステムにはフィールド電源は不要となる。

 フィールド電圧は定格では200ボルトを供給するが、作られてから70年から80年の月日を経ているのでエナメル線の劣化も十分考えられる。聴覚上の違いが感じられない範囲でより低い電圧で使用するのが望ましいだろう。
#siemens #klangfilm

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    はるさめ

    2021/12/10

    当時はどんな映画が人気だったのでしょうね、拝見しているとあれこれ想像がふくらみます。

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  •  ドイツ初の本格的トーキー映画「嘆きの天使」が公開されたのが1929年(昭和4年)、当時の破綻した経済、社会不安の中で数々の人畜無害の娯楽映画、コメディ映画、音楽映画が作られましたが、「会議は踊る」(1931年)、「狂乱のモンテカルロ」(1931年)、「未完成交響楽」(1933年)等々、テーマを持った良質の映画が作られましたが、1934年以降はナチの圧力の下、国策映画、国威発揚映画が多くなります。

     ドイツ映画音楽のレコードなどを聴いていると夢が膨らみますよ。https://www.youtube.com/watch?v=eXApkHZ6geQ 後半に映画音楽を再生しています。

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      はるさめ

      2021/12/22

      動画のご紹介ありがとうございます!1曲めのモーツァルトも好きな曲です。後半の曲も素晴らしいですね♩

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