MOTUL PITWORK Z #22 JGTC’04 (1/24 Tamiya)

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2004年の全日本GT選手権(JGTC)開幕戦を3週間後に控えた3月半ば、鈴鹿サーキットで行われた合同テストで上位を独占するタイムを叩き出し、ライバルを震え上がらせたのがニッサン勢の二ューマシン、フェアレディZです。JGTC人気の牽引役となってレースをリードし続けてきたスカイラインGT-Rの後継マシンとして登場したフェアレディZは、GT-Rで培ったノウハウを結集して開発されました。ボディフォルムは市販車のイメージを残すものの、ノーズ、テール共に伸ばし、フェンダーは大幅に広げられ、さらにボンネットに見られる膨らみはGT-Rのイメージを感じさせます。これらのモディファイは全て空力の追求から生まれたもので、GT-Rに比べて空気抵抗が小さく、大きなダウンフォスを確保するスタイルに仕上げられているのです。搭載されるエンジンは3リッターV6ツインターボのVQ30DETT型。トランスミッションはリヤデフと一体化させたトランスアクスルを採用。サスペンションはレーシングカーの定石といえるプッシュロッドタイプの4輪ダブルウィッシュボーンとなっています。岡山県のTIサーキットで開催された開幕戦は、影山/M.クルム組の22号車モチュール・ピットワークZがポールポジション、本山/R.ライアン組の1号車、ザナヴィニスモZが2位とフロントローを独占。合同テストの好調をそのまま維持し、決勝に期待がかかります。ハーフウェットからドライへと路面状況が変わる中、序盤にピットスルーペナルティーを受けて一時は10位まで順位を落とした1号車はその後徐々に順位を挽回。ラスト5周、トップを走るスープラがペナルティストップを受け、それまで2位につけていた1号車が首位に立つとそのままゴール。その後も第3戦、第5戦で3位、第6戦で優勝するなど強さを見せ、この年のシリーズチャンピオンを獲得。さらに22号車も第4戦で優勝するなど、デビューシーズンとは思えない大活躍を見せたのです。

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