UNISIA JECS SKYLINE #3 JGTC’95 (1/24 Tamiya)

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1993年に新しいカテゴリーとして始まった全日本GT選手権は翌年には国産GTに加えてフェラーリ、ポルシェ、ランポルギーニといったスーパースポーツも参加して、大きな盛り上がりを見せました。そして1995年シーズンは、注目のR33型と呼ばれる新型スカイラインGTーRのGTレース仕様がデビュー。グループAレースで無敵を誇ったR32スカイラインGTーRの新型だけにその活躍に期待が高まりました。6台が参戦したスカイラインの中で、第4戦の富士で優勝を飾り、最終戦までチャンピオンタイトルを争ったのがユニシアジェックス・スカイラインです。JTCCに参戦するプリメーラと同様に、ホワイトに蛍光レッドを配色したユニシアジェックスカラーで仕上げられたスカイラインは、太いレーシングスリックタイヤを装備するために前後のフェンダーが大きく張り出し、各部の冷却用にエアインテークが豊富に開けられたフロントスポイラー、サイドステップ、そして巨大なリヤウイングを装備するなど、モンスターマシンと呼ぶにふさわしい迫力あふれるスタイルに仕上がっています。エンジンは2.6リッター直列6気筒ツインターポ。エアリストリクターの装着によりパワーが押さえられているとはいえ、450馬カの最高出力を発揮します。トランスミッションはレース用マシンの定番ともいえるXトラック社製の6速シーケンシャルを搭載。また、ビッグパワーを受け止めるに十分なハイグリップタイヤを装着できたこと
により、耐久性や整備性、さらに前後の重量配分にも優れた2WDを採用しています。サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン。前後とも上下Aアームとし、アーム長をできる限り長くした純レーシング仕様となっています。ドライバーはベテラン、長谷見昌弘選手。同じスカイラインを駆る影山正彦選手のカルソニック・スカイラインにチャンピオンタイトルを譲ったものの、最終戦までチャンピオン争いに絡み、2位の座を獲得したのです。

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