マットガン MAT専用対怪獣用連射式特殊銃 「帰ってきたウルトラマン」 モデルガンをベースにスクラッチ

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劇中のプロップも,M3サブマシンガン(グリースガン)の改造とリペイントでできているようです。

劇中は,一丁のみしか登場しませんが,MATのほぼすべての隊員が代わる代わる使用していました。(伊吹隊長もよく使用していますし,女性隊員の丘隊員も手にしています)第25話「ふるさと地球を去る」で少年に奪われ使用されるエピソードが有名ですが,実は第48話「地球頂きます!」でも少年がこのガンを使って怪獣と交戦する場面がありました。

 20数年前から手を付け,さまざまな理由で長い間放置していたものをやっと完成させました。ベースにしたモデルガン(ハドソン製・・・だったと思います)が後期型しか無かったため,劇中プロップのベースである前期型を再現するために排莢用ハンドル(右側面)を付けたり,元弾倉部分を延長したりしました。銃本体上部のハッチ位置の違いも目立つため変更,照準器やスリングの取り付け位置等,細部にわたってリサーチした内容を盛り込んで造形しています。MATマークは,実物のプロップでも使われたシートをスキャンしてシール台紙にプリントし使用したので,大きさや字体は問題ないと思います。(マークが貼られていないエピソードも見られます)
 ストック部分のエネルギーユニット(実際は曳光弾用の乾電池ボックス)は,取り付け位置が4パターン以上(初登場時は,銃本体ではなく隊員服のベルトに取り付けられていました)確認できたので,今回はムック本などで一番よく目にする最後部に固定したものを再現しました。配線も,後期話数では銃本体の後ろ側(銃身後端の平面部分)から出ているようですが,今回は初期話数に見られたグリップの根元からにしてみました。銃身のラインも,本数やカラーにバリエーションがあるようですが,詳細は不明です。

 頑張って映像作品内の完全再現を目指しましたが,実際のプロップとは,以下の点が違っています。
・トリガーが押しボタン式になっていない。トリガーアクション機能を残したかったため手を付けませんでしたが,目立つので直せばよかったと後悔しています。
・スリングベルトは,グリースガン実銃用のものを入手し取り付けましたが,劇中のプロップ(レ―ザ―ガンSP-70と同様,細身のオリーブ色のベルトをスナップ止め)とは細部が異なっています。
・元弾倉根元のリリースボタン部分の形状。ベースにしたモデルガンのパーツが,作り付けで厚みのある金属製だったため,切り飛ばせないまま残ってしまいました。

 
  

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    masa.drake

    2020/07/06

    これ、本当にスゴイですね!まさに永年の努力の結晶ですね! 
    劇中でジャミっ子が空に向け乱射していたのを思い出します。

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      mjmat

      2020/07/06

      コメントいただけて,うれしいです。外観はほぼなぞれましたので,後は弾丸の発射機構だけですが,あまり派手にやると各方面から怒られそうなのでやめておきました。(僕もあのシーン,再現したかったのですけれど)

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  • Animals 16

    Jason1208

    2021/07/12

    PYG「花・太陽・雨」
    https://youtu.be/OOcHNk4WWR0

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