- Seikomatic Museum
- 6F 83セイコーマチック SEIKOMATIC-R BUSINESS-A
- セイコーマチック カレンダー 30石 防水 ステンレスケース Seikomatic Calendar 8305-0020
セイコーマチック カレンダー 30石 防水 ステンレスケース Seikomatic Calendar 8305-0020
1964年2月発売の「セイコーマチックスリムデート」を防水ケースに変更し「セイコーマチックカレンダー」として1965年6月に発売された。
1965年10月発売の83セイコーマチックカレンダー(SEIKOMATIC-R)への過渡期にあたり、製造期間は1965年3月〜7月頃の半年に満たない短い期間となっている。
最初期の1965年3月製造ロット(当アイテム)は、文字盤の「Seikomatic」ロゴが筆記体とブロック体「SEIKOMATIC-R」が混在している。
1965年4月以降は全てブロック体「SEIKOMATIC-R」のロゴとなっている。
ペットネームの「SEIKOMATIC-R」は、自動巻機構のローラロック反転歯車の頭文字「R」、更にはセイコーマチック62系の再構築(Remaku)、洗練する、上品(高尚)にする、改善する(Refine)から命名されたものと推測する。
命名の由来は当時のセイコー社の資料にも明確な記載はなく、セイコー時計資料館(当時:現在はセイコーミュジアム)に出向いて質問したこともあるが、明確な回答は得られなかった。
当時の事情を知るセイコー時計資料館の方から伺った話では、当時の時代背景として製品名に英文字、または数字1文字を付けることが「カッコイイ」、「ナウイ」と思われた時代であったそうで、この「マチック-R」、「ビジネス-A」、「マチックP」、「セイコー5」等のネーミングは『その影響で付けたのであろう』とのことであった。
搭載キャリバーは、「セイコーマチックスリムデート」の840から8305Bへ変更になっているが、キャリバーNoの変更のみで機械は同一のもの。
キャリバーNoの変更(840→8305Bへ4桁化)は、1963(昭和38)年~1964(昭和39)年当時、キャリバーNo、外装部品番号体系の整備が実施されたことによる。
30石。防水ケース:SS。AD文字盤:8305-0010TAD。
1965年当時の価格:
30石 SS 防水側 14,000円、SGP/SS 防水側 16,000円
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