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- 6F 83セイコーマチック SEIKOMATIC-R BUSINESS-A
- 83セイコーマチックウィークデーター 30石 防水 金メッキケース SEIKOMATIC-R 8306-8000
83セイコーマチックウィークデーター 30石 防水 金メッキケース SEIKOMATIC-R 8306-8000
30石。防水ケース:SGP/SS。AD文字盤:8306-8000T AD。
セイコーマチックカレンダー(8305B)に曜日表示、手巻機構を搭載し、1965年9月に発売されたビジネスウォッチの完成品。
1965年9月の発売当初はステンレスケースのみで、金メッキケース(SGP:当アイテム)は、1966年12月に発売されている。
機械は83セイコーマチックカレンダー(8305C)と全く同じ機構。
リューズを1段引き出して回せば日修正可能(午後8時~翌日1時までの間は日修正不可)。2段引き出して回せば時刻修正可能。
曜日の修正は、針をP.M9:00~翌A.M1:00間を往復させることで行う。
セイコーマチック62系から83セイコーマチックカレンダー(8305B)まで4時位置のリューズだったが、83セイコーマチックウィークデーター(8306A)は、手巻機構を搭載したため3時位置に変更となった。
ケース構造も83セイコーマチックカレンダーのはめ込み式スナップバックタイプから、全てネジ込み式スクリューバックの防水ケースとなった。
薄型の裏蓋のないワンピースケースもマチック系では初めて採用され、防水性、気密性を高めている。
ペットネームの「SEIKOMATIC-R」は、自動巻機構のローラロック反転歯車の頭文字「R」、更にはセイコーマチック62系の再構築(Remake)、洗練する、上品(高尚)にする、改善する(Refine)などから命名されたものと推測される。
命名の由来については当時のセイコー社の資料にも明確な記載はなく、セイコー時計資料館(当時:現在はセイコーミュジアム)に質問したこともあるが、明確な回答は得られなかった。
当時の事情を知るセイコー時計資料館の方から伺った話では、当時の時代背景として製品名に英文字、または数字1文字を付けることが「カッコイイ」、「ナウイ」と思われた時代であったそうで、この「マチックR」、「ビジネスA」、「マチックP」、「セイコー5」等のネーミングは『その影響で付けたのであろう』とのことであった。
=セイコー社資料「セイコーセールス1965年9月」より引用=START
83セイコーマチックウィークデーター:新製品紹介
スマートな薄型自動巻として、ご好評を頂いておりますセイコーマチックカレンダーに新機構の数々が加わったもセイコーマチックウィークデーター(83MW)が誕生しました。
一つ窓の日付と曜日、手巻機構も加わりました。落着いた格調ある紳士用時計として年輩の方々にもおすすめ下さい。
=セイコー社資料「セイコーセールス1965年9月」より引用=E N D
1965年当時の価格:
30石 SS 防水側 15,500円
30石 SGP 防水側 16,500円
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