セイコーマチック カレンダー 30石 非防水 ステンレスケース 黒文字盤 Seikomatic Slimdate 84099

0

セイコーマチックスリムにカレンダー機構を付加し1964年2月に発売されたカレンダー付薄型自動巻腕時計。

1960年に発売されたセイコーマチック603系は当初、日付カレンダーなしの製品から1962年カレンダー付きの「セルフデーター(394)」1963年、日付/曜日カレンダー付きの「ウィークデーター(400)」へと機能を追加して行った。

新設計83系の基礎「マチックスリム(830)」が「セイコーマチック(603)」の進化型であるのと同様に「マチックスリムデート(840)」は「セイコーマチックセルフデーター(394)」の進化型である。

カレンダー機構は、セイコーマチックセルフデーターと同様、リュウズを1段引き出して回せば日修正が可能(午後8時~翌日1時までの間は日修正不可)。2段引き出して回せば時刻修正が可能。

外装デザインはマチックセルフデーターからの脱却を図っている様子がうかがえる。
ケースは短かめのラグで薄型を強調し、文字盤は外周が丸みを帯びたボンベ型、また外周の刻み模様(ローレットリング)で高級感を漂わせている。

製品名が「セイコーマチックスリムデート」から、1965年春頃「セイコーマチックカレンダー」に変更になっている。
変更となった経緯は不明だが、非防水製品を「マチックスリムデート(840/8305B)」、防水製品を「マチックカレンダー(SEIKOMATIC-R)」として区別したようだ。

キャリバーNoの変更(840→8305Bへ4桁+1桁記号化)は、1963(昭和38)年~1964(昭和39)年に、キャリバーNo、外装部品番号体系の整備が実施されたことによるもので、機械は同一である。

黒文字盤は比較的少ないようだ。金メッキケース+黒文字盤の製品もある。

1964年当時の価格:
30石 SS 非防水側 12,500円、ASGP 非防水側 13,500円

#seiko
#seikomatic
#セイコーマチック
#機械式腕時計
#自動巻腕時計

Default