皇室に縁?兜の庇に『菊紋と花菱紋』
【宮内庁と熱田神宮の返答】
前田家伝来の雛具足に刻まれた有職紋様と、
令和天皇(徳仁天皇)の即位の礼で使用された布の有職紋様が
同じである点について、昨日、宮内庁と熱田神宮に尋ねた。
🔸宮内庁
『有職紋様と皇室の関わりの由来は分からないが、皇室に昔から伝わっている布を、即位の礼で使用した。」ということ。
🔸熱田神宮
『前田利家と熱田神宮は、松岡家を通じて、深い関係がある。織田信長に疎遠された際、一時的に、身を寄せていたのが、後世に加賀藩と通じていた熱田神宮の社家の松岡家である。松岡家の子孫は、前田利家の御落胤と言われる。前田家を奉った尾山神社(金沢市)に奉納された利家の武者姿の掛軸と雛具足のデザインが類似している点は、歴史資料として、貴重でないかと推測される。』ということ。
花菱は、伊勢神宮の神紋。菊は、天皇の御紋。
伊勢神宮は、天照大御神と御神体「八咫鏡」を奉る。
天皇は、天照大御神の子孫とされる。
熱田神宮は、草薙の剣(写真右)を所蔵している。