ミニプラ 暴太郎合体シリーズ01 ドンオニタイジン

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いよぉ~っ!

ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!大合体!

ドンロボタロウ「お供ども、足となれ!」

大·合·体!大·合·体!

イヌブラザーロボタロウ「ワオーン!」
オニシスターロボタロウ「えぇーっ!?」

大·合·体!大·合·体!
ドンロボタロウ「お供ども、腕となれ!」

サルブラザーロボタロウ「両腕かー!ウホッホー!」
大·合·体!大·合·体!
キジブラザーロボタロウ「僕は肩だけ?あっ、僕の尻尾」

完·成!ドン!オニタイジン~!!

ドンロボタロウ「いざ!出陣~!」

よっ!銀河一!!

5人のドンブラザーズがアバターチェンジした「ロボタロウ」が大合体し完成するロボ。
鎧武者を彷彿とさせるフォルムや、四肢に備わった各メンバーの顔面を象ったパーツが特徴である。

ドンモモタロウの号令の元、4人のオトモ達が文字通り「手足」となって変形・合体する。
その際には何処からともなく現れた巨大な船に、ロボタロウ達が乗り込んで鬼ヶ島を思わせるステージに向かい、上陸(?)と同時に各々変形・合体に入る。

こうして完成したドンオニタイジンであるが、実際は合体完了した状態ではまだ「等身大ロボ」でしか無く、ここから更にドンオニタイジンのロボタロウギアを使う事で漸く巨大ロボとなる。

等身大の状態でも、床几に腰掛けた状態でアノーニの一団を蹴散らしたりと、合体前と同様に普通に戦闘を熟す事が可能である点からも、ドンオニタイジンは純然たる巨大ロボよりも、あくまでアバターチェンジの一種、もしくはその延長線上の存在である事が窺える。

こうした特殊な立ち位置、それに後述する作中への初登場の遅さ等、何かとシリーズ中でも異例ずくめの戦隊ロボである。

戦隊ロボとしては珍しく、コックピットやそれに相当する部位が存在せず、合体状態でも独立して存在。各メンバーの意識は、四肢のロボタロウ達の顔にそのまま表れる仕様。

また、戦闘途中でイヌブラザーが高所恐怖症を発して動きが鈍ったり、高所から飛び降りた際にキジブラザーの意志に応じて飛行可能となった描写からも窺える様に、ある程度は各部位を受け持つメンバーの思考も行動に反映される。

鎧武者を思わせる出で立ちであり、合体完了時の床几に腰掛けての構え(本キットで再現可能)や背後に出現する陣幕等、演出も含めて「和」のモチーフがこれでもかと前面に押し出されている。

合体の際にはドンロボタロウの頭部に兜を被せる事(写真5枚目)で、後述するバイザーが持ち上がってそのまま兜の目庇となり、その下に隠れていた顔が露出する。
合体ギミックの都合上、合体前のドンロボタロウのドンまげもそのまま残されているが、実際に(戦国時代よりも更に古い年代だが)天辺に開けた穴から髷を出す構造の兜は存在する。

身長 55.0m(旗上まで75.8m)
全幅 38.2m
胸厚 21.5m
体重 3000t
スピード 300km/h
出力 1700万馬力
※上記のスペックは巨大化時の物。

キットとしての特徴だが、流石ミニプラと言わんがばかりの可動域、そして迫力、大きさこそDX版に劣るが各メンバーがそれぞれの部位を担当するある種昔ながらの合体方式を取り入れた構成だけを言えばまるでお手本のような戦隊ロボとなっている。

キジンソードを二刀流したプロポーションはとてもカッコよく、まさに戦国武将、鎧武者をイメージし、和のテイストを満載した戦隊ロボだ。

ちなみにこのクオリティーで差し替えなしで先述した床几(台座で再現)に腰掛けての構えが可能になっている。(DX版は差し替えが必要になる)

ただ…やはりネックになるのが年々上がる素組の難易度、小さい子はお父さんに組んでもらおう!って位に子供が組むには少し難しい感じを受けた。

はてさて、次作のスーパー戦隊であるキングオージャー(ちなみにロボの名前もこれ)はどんな感じになるのか。

これからも目が離せない。

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