1988 Peavey Adrian Vandenberg Signature Series1

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某バンドでギターを弾くにあたって、「ロックシステム付き」のGuitarが必要になってきました。
(それまで全く持っていなかったのです)

でも、多くの人が持っているのは出来たら使いたくないなぁ、と漠然と考えていました。

ロックバンドのステージに於て、ギタリストが抱えるGuitarって「アイコン」だと僕は思っています。

スタンダードなGuitarで言っても、例えばLes Paul StandardならJimmy Page、SLASHなんかがすぐに出てきますし、StratcasterならJeff Beck、Ritchie Blackmoreが出てくると思うのです。

そうしたスタンダードなものはある意味仕方ないのですが、比較的近代的なGuitarとなると、そのギタリストがダイレクトにイメージされます。

では、どうしたら「自分」というものを印象つけられるか。。。

その方法論の一つに、「昔はそれを使っていたけど今はもう使っていない、古くなったSignature Guitar」というところに僕は目をつけました。
そこで思いついたのは、Whitesnakeでギターを弾き始めた頃のAdrian Vandenberg。
Whitesnakeはもちろん大好きなバンドだし、彼が最初に参加した「Serpence Albus / 1987」のツアーも2回見ているほどに好きなギタリストなんです。Whitesnakeに加入する前のVandenbergも好きなバンドでしたし。

Mattias Jabsと僕的には印象が被る所があって、どちらもメロディーを大切に弾くのだけれど、極端に派手なイメージはなく、しっかりと曲、バンドを考えたPlayをしている印象があるのです。そしてそれはきっとJimmy Pageにも通じる所があるのでは、なんて勝手に思っています。

で、このPEAVEY Adrian Vandenberg Signature。

日本ではほぼ見かけることはありません。たまにオークションにヒョイっと出て来るくらい。そして、結構高額。。。

なら!と、当時まだあまりみんながやっていなかった「個人輸入」を考えたのです。

eBayは今ではそれなりに有名になってきてますが、その頃はまだ「知る人ぞ知る」アメリカのオークションでした。
WisconsinにあるとあるGuitarショップでこの個体を発見、すったもんだもあったもののなんとか購入しました。
届いた時はものすごく感動したなぁ。。。

見た目には「フィドルカット」と呼ばれるボディサイドのカットが特徴的で、リバースヘッドのギターもこれしか持ってません。
見た目の派手さとは異なり、音は結構素直です。でもフロントとリアのPUの出力さが本当に大きくて、このバランスをとるのにちょっと苦労しますね。フロントはもう少し強めのPUに変えても良いかもしれません、っていうかリアが強すぎるんですけど(苦笑)。

リアPUはコイルタップできるように改造してあります。

問題点は、そうですねぇ。。。アバロン貝のポジションマークはゴージャスなのですが、光の当たり具合でちょっと見えにくい時があります。
あと、「こんなん絶対身近では持ってないだろう」とタカを括っていたら、意外と近くに(でも直接の知り合いではない)「エレキ弾き語りメタル」の人がいてこのモデルを使用しているんだそうな。

あぁ、「僕モデル」への道は険しいのです。

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