近鉄サ10212

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■モデルについて
「ビスタカー」の所以たる2階建中間車のモデルで、更新工事後に変更された窓配置になっています。屋根部が複雑な形状をしていますが車端部分にバルサ材が使用されています。階下部は模型構造上表現されず、そのまま平床板が使われています。機械通風口はコルゲートテープをはめ込んで表現されています。ロコモデルでは連接構造は単にボルスターを重ねて台車ピンで繋いでいるだけで、同じ連接車の名鉄や江ノ電なども発売していました。
■実車について
日本初の2階建車10000系を改良した本格的な2階建車です。階下には、電話室、ラジオ室,トイレがあり、後にスナックコーナーが設けられました。階下席はテーブル付きの固定4名ボックスシートで4ボックスありました。近鉄では当時すでにコンピュータによる指定席発券をしていましたが、今日のように希望する座席を指定購入することはできず2階建車に乗車できるか否かはまさに運任せでした。小学生だった頃に階下席に乗車できたことはとても嬉しかった思い出です。

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