近鉄モ6411

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■モデルについて
南大阪線6600系の後継車で戦後生まれの大型車両のモデルです。昭和40年代後半の製品だと思います。マイナーな車輌で人気もなかったのによく製作したと思います。大きめの小高模型DT-11を履き、深い屋根や南大阪線伝統の貫通扉窓の桟など実車の雰囲気をよくとらえているのですが、パンタグラフが小ぶりのカツミ製PS-16をつけていたため、大型のものに換装してバランスをよくしてみました。厚塗りのため経年劣化で塗面にひび割れが生じています。

■実車について
南大阪線では近鉄となって初の新車で昭和25年製で電動車は4輛製造されました。デビュー当初はモ6801を名乗っていましたがこの車番は後年登場するラビットカーに譲ってモ6411になっています。車長は実に20.9mもあり、デビュー時は当時の近鉄特急色だったクリーム+ブルーのカラーリングでした。一時期改軌工事期間の名古屋線に転籍しています。工事完了後は古巣に戻り道明寺線などで活躍しましたが、荷物電車、電動貨車を経て昭和58年に廃車になりました。

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