近鉄モ6607

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■モデルについて
南大阪線の名車デニ501の晩年モデルです。昭和53年頃の製品だと思います。ロコモデル製品では珍しくマルーンではなく旧色の艶無しダークグリーンに塗装されています。ウインドゥシルも2段で戸袋には保護棒も取り付けられておりこの時期の完成品にしてはとても丁寧な作りになっています。パンタグラフは廉価な小ぶりのプレスパーツなのが残念ですがとても雰囲気のよいモデルです。

■実車について
旧大阪鉄道が昭和3年に投入した日本初の20m車輌で、デニ501、フイ601、デホニ551、デホユ561のグループ総勢60輛も製造されました。原形は2扉で貫通式ではなく、客窓は腰高で大きな車体にリベットが多く鈍重なイメージを与えていました。昭和32年に高性能車ラビットカーが登場しても昭和40年代までは南大阪線の主力車として活躍しました。

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