近鉄サ6461

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■モデルについて
旧伊勢電鉄クハ461の最晩年のモデルです。真鍮製メーカーズプレートがついた昭和40年代半ばの製品だと思います。ロコモデル初期製品で床下と台車が明灰色に塗装されています。ベンチレターは真鍮プレスのパーツです。近鉄マルーン色も別掲のモ215と同じ明るい色調になっています。6311、6331系などの電動車のみの中型車と編成する名古屋線急行には貴重なモデルです。
■実車について
旧伊勢電鉄本線高速車として昭和4年に製造された制御車です。客窓2枚1組の上部に飾り欄間が付けられ優美なスタイルをしていました。伊勢電車輌には珍しく乗務員室扉付きで便所を備えていたこの車輌は戦後近鉄になっても名古屋線急行に重用され、同形制御車のなかった6311、6331系の相棒を永らく務めました。昭和49年に廃車になりました。

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