近鉄モ10401

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■モデルについて
旧エースカーのパンタグラフ付き電動車のモデルです。昭和47年頃のモデルだと思います。数年前にネットオークションで購入しましたが、40年余りも経たモデルとは思えないほど綺麗な状態でした。ボディの作りを見るとパンタグラフ車にはないはずの集中冷房装置の上蓋の上にパンタグラフが付けてありおかしな作りになっています。「私鉄ガイドブック」に掲載されているパンタグラフのない偶数番号車の写真をみて同型として製作したエラーではないかと思います。

■実車について
昭和36年名阪間の主要駅を停車する特急用に製造された車輌で、グループ僅か8輛の特急車です。ポーカーの役札から命名されたこの「エースカー」は客数の増減にあわせて2~4輌で運用することができました。平床のボギー車となりましたが、フロントマスクは新ビスタカー貫通型と同じデザインです。冷房装置と冷風道が屋根の内側に取り込まれるように取り付けられたため屋根が深くなっています。昭和49年に改造工事を受け4輌固定編成になりその後は専ら名伊特急で運用されました。平成4年に廃車になりました。

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