拘り(こだわり)
初版 2022/11/27 21:05
改訂 2022/11/27 21:05
もう20年も前に購入したクロスポイント製の近鉄6800系のキット。3セット購入し最初はキットをそのまま組み立てマルーン色に塗った2次車を作成。次は、改造用のキットを使用し1次車を登場時のラビットカー塗色で製作しました。最後のキットは当初は大阪線の1470系を製作しようかと考えていましたが、ラビットカー塗色がお気に入りとなり、単独Mc車6850形を製作することにしました。プロトタイプは、6855以降の前パンタ車を選びました。キットは後パンタのMc車とパンタのないTc車なので、屋根周りは改造しなければなりません。
小生の模型の師匠は、模型は上から見るので屋根上の製作は大事という教え。そこに拘りをもって製作することにしました。と思いながら、実車の写真をnetで懸命に探しましたがめぼしい情報は手に入らず、車体の塗装をうぇてから2年ほどほったらかしでした。が、林基一さんの近鉄電車の写真集で少し遠目ですが、屋根上の写真がばっちりと載っていたので製作再開となりました。
屋根上には、前部にがありここがのポイントです。近鉄のパンタグラフは碍子が2段になっておりこれを表現するのも拘りです。
上の写真のように、まず屋根に碍子台を4カ所接着。続いて碍子用の穴を空け碍子を差し込みます。碍子はKATOのEH10用の碍子を使用て3段ある碍子を下の2段の所でカット、碍子台の穴に差し込みます。次に、差し込んだ碍子の中央にΦ0.3の穴を空け、Φ3の洋白線を圧入して碍子から0.5mm飛び出してカット。そこに、0.3mmプラバンに2カ所穴を空けパンタ台に乗せ接着。
4カ所とも出来たらパンタ(PT42)をパンタ用の穴に差し込めば出来上がり。
実車の屋根上には、電気用とパンタ昇降用の配管が施されているのと、ヒューズ箱や歩み板が施されています。これにも拘りを持って模型化しました。一番難しいのは、運転台まで配管が下りてきているパンタ昇降紐の製作です。ヘッドライトの下でほぼ直角に曲がるのと屋根上に沿ってアールが付いている部分の曲げは試行錯誤を繰り返してようやく完成しました。
床下にも拘りをもって、実車の写真を見ながら雰囲気の似た床下部品を選んで並べています。
上の写真は、製作した2両の6850形です。
上の写真は、6800系1次車と6850形を並べたものです。左の6800系1次車の屋根に比べ右の6850形の方が屋根に拘りがあるのが解ってもらえるでしょうか?
2022年11月27日
Junichi Kitamura
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