インレタの転写作業
初版 2019/02/14 22:46
ここ数カ月にわたって製作しているGMの近鉄電車のKIT。
近鉄沿線に長きにわたり住み着いているためマルーン姿の車両に思い入れが・・・・
あれこれ作ろうと集めてきたGMのKITも振り返ってみると購入から20年が過ぎて手つかずのものが大半。購入当初は、2410系のKITを利用して、8000系の製作をあれこれと企らんでいたが、マイクロエースから完成品が発売されるや否や購入し当初の目的はもろくも崩れ去る。購入したKITは、2410系、2430系、1810系等のバリエーションの製作へ計画を変更するも、仕事の忙しさ等から、なかなか組立という行動に至らない時が過ぎて行く。
ようやくやる気、(いや終活準備?)が出て来たかも!。マルーンへの愛着と、模型製作の手抜きから冷房化前の編成の組立を多々企て製作が進んでゆくと、車番の表示の壁にぶち当たる。当然インレタの登場となるが、製品として入手できるインレタに製作中のすべての車番は存在しない。仕事柄、インレタデーターを作ることが可能で、せっせとデーターを作成したのは良いが一向にインレタを製作してくれる会社に発注するまでは至らず5年の月日が過ぎて行った。そろそろ発注と思いつつもなかなか行動に出ない。
そうこうしている中、ちょっとした追加の模型製作欲が出て、GMショップに行くことにした。そこで伝説の店長といろいろ会話し、店長の製作する車両はすべてGMが販売するインレタを必要な番号を切り出して転写していると伺った。さぞかし大そう、えぇそんなことできるのと思うが店長はそうもないように話される。小生の模型も店長から教示いただいた手法にトライしてみることに。過去にも何度かトライしているが、納得する出来栄えはなかった中で最後のトライ。これでだめならオリジナルのインレタ製作に踏み切るか!。もう老眼、眼鏡をかけ拡大レンズを通しての作業は慎重に慎重に番号の切り出しから。切り出した番号をセロハンテープで拾い上げ、車両に固定。バニシャーで擦り転写。4桁の番号を一括して転写するのはそんなに難しくないが、2桁+1桁+1桁を順番に転写するとなると、文字の間隔、文字の上下方向の乱れ、文字のねじれなど位置修正を行いながらも、失敗作も出来てくる。車体側面の転写は良いが前面窓上の番号の転写の成功率は最初は50%以下。それでも根気よく繰り返すことでなれも出て、成功率は90%くらいに良くなってきた。
転写がこなれてきたので、GMのKITに番号を転写するのみでなく、鉄道コレクションで番号が印刷されてない製品のインレタ転写や、印刷済みの車番を消して異なる車番に仕上げるなどにも手を出し、1か月程度で、60両程の車両に車番(名前)付与できた。休日のほぼ終日を利用すれば、10両程度の転写は可能になるまでに上達できた。
作り上げなければならない車両は山ほどあるので、当分は模型作りに忙しい終末が続きそうだ。
ここに掲載の写真は、最近インレタを転写した車両の一部です。鉄道コレクションにインレタを転写した車両は、近鉄電車の模型のフロアーの近鉄900系に掲載しておりますので、のぞいていてみてください。
#コレクションログ
Junichi Kitamura
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