怪我の功名？　はたまた、ポカミスのなれの果て？

　近鉄2610系のキットを組立、マルーンに塗装も終え、仕上げのインレタを転写してクリアーを吹き付けて気付いたのは、転写したナンバーと屋根のクーラー形状がマッチしていないということ。購入したインレタに印刷されている番号をそのまま転写したわけだが、その番号は１次車のもの。私が作ったものは２次車の車体だった。

　「やってもうたー」と思っても後の祭り。既にクリアーまで吹き付けているためインレタを剥がして車体に貼った番号を変更するには難易度が高そうか？と思うあまり、クーラーを１次車に乗せ換えることにした。しかし、結果的にはこれもＭ車にとっては改造難易度が高い。１次車は、クーラーが５台＋ロスナイのセキが分割されており、そのせいでヒューズボックスの位置が２次車と異なっている。当然屋根上の電線の配管引き回しが異なっており、樹脂でモールドされている配管を削り取り、新たにΦ0.4mmの樹脂線で配管引き回しを作成し、ヒューズボックスの位置を移す等を行わなければならない。「トホホ！！」

　この方法でもかなり大掛かりな修正である。それらの改造を済ませ、屋根のグレーを吹き付け、分散されたクーラー、ロスナイを取り付け完了となった。