大和北部八十八札所 参拝その2 2019年3月24日

初版 2019/03/24 22:30

 先月の参拝から丸一ヶ月、今年の冬は暖かかったが3月に入り雨が多いのと季節が逆戻りする週末が続くため、寺社参拝も一休み状態で有った。今日は、天気もそこそこ良かったので大和北部八十八所の参拝に出かけた。


1ヵ寺目:額安寺

 奈良県大和郡山市額田部寺町にある真言律宗の寺院です。本尊は十一面観音。

飛鳥時代に聖徳太子の建立と伝えられ、大安寺の前身である熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)跡ともいわれています。鎌倉後期に西大寺の叡尊・忍性らにより再興されました。

 近年、本堂解体修理並びに境内整備等を行い、本堂は大和建築様式を色濃く残し、屋根瓦には奈良、鎌倉、室町、江戸の各時代の旧本堂の瓦を使用しています。境内本堂前に保存修理された宝篋印塔があり、銘のあるものとしては日本で二番目の古さ(1206年)で、形は一番美しいと言われています。

 本堂東側面に故織田廣喜画伯の大作(300号)「天の川」が見られ、又、平成24年に完成した仏舎利殿では、インドのネール初代首相お手渡しの仏舎利を間近に拝することが出来ます。


2ヵ寺目:新福寺 住職不在で御朱印を頂くことができませんでした。

 JR大和小泉駅から西側に徒歩15~20分くらいで行けます。


3ヵ寺目:光明院太子堂 

 御朱印は酒屋で頂くことになっているが、休日のためお店は休業、出直すことにしました。

 JR郡山駅から南南東方向に徒歩で小一時間くらいでいけます。

 近鉄筒井駅から奈良交通に乗り換え番条停留所から、30分くらいでいけます。


4ヵ寺目:阿弥陀院 留守 光明院太子堂の近くにあります。


5ヵ寺目:薬園寺  留守 JR郡山駅から近鉄大和郡山駅方向へ徒歩5分


6ヵ所目:薬園八幡宮 札所に含まれていないが薬園寺のお隣なので参拝

 薬園村の鎮守として創建されたもので、郡山築城に当たって現在の塩町付近にあったものを当地に遷座したといわれています。地元では「やこうさん」と呼ばれ親しまれています。

7ヵ寺目:釈尊寺 御朱印は理髪店でいただける。

 ただし、見本を参考に用意されたハンコを自分で押してゆく。

 JR郡山駅から近鉄大和郡山駅方向へ薬園寺の手前に理髪店(ヘアーサロン 吉田)が有ります。

 お店の方は親切に対応していただけます。

 

8ヵ寺目:春岳院 留守 近鉄大和郡山駅から徒歩10分くらいで行けます。


9ヵ寺目:愛染堂 近鉄九条駅から徒歩5分くらいの所に、石柱が有りますがどこで御朱印が頂けるかわかりませんでした。近所の方にも聞きましたが本尊は集会所に安置されているそうです。しかし集会所は滅多に使用しないそうです。

10ヵ寺目:極楽寺 留守 近鉄九条駅、西ノ京駅の中間に有ります。


11ヵ寺目:泰楽寺 田原本にあるお寺。本堂の前に池が有りそこに映る反射した映像がきれいでした。

「じんらくじ」と呼びます。境内には、春日神社も鎮座しており、昔から神仏習合されていたことが分かります。

 本尊は十一面千手観音立像で、大化三年に百済王から聖徳太子に献じられ、泰河勝に賜ったとされている(現存のものは平安時代の作)脇侍は泰河勝と聖徳太子。

 泰(はたの)氏は有力な帰化人系の氏族で、この付近一帯は、大字「秦庄」といい、泰氏の居住地でした。

12ヵ寺目:本光明寺 留守 近鉄田原本駅から徒歩30分くらいの所にあります。


13ヵ寺目:与楽寺 近鉄箸尾駅または但馬駅から徒歩で30分くらいです。

 旧名を「瓔珞寺」と言い、現在は金龍山拔苦院「与楽寺」が正式名称の、真言宗のお寺です。1373年に僧行盛が造立したと後頭部内部の墨書から判明している弘法大師坐像がご本尊で、在銘空海像としては奈良県最古のものであることから、国の重要文化財に指定されています。

 境内前にある「ウンの梵字池」は、「弘法大師」が掘らせたといわれ、「秦楽寺」の「ア字の梵字池」、「百済寺」の「バンの梵字池」の3つを総称して、「ア・バン・ウンの三池」と呼ばれます。創建由緒ははっきりしていませんが、十一面観音像の胎内から、天平期の檀像が発見されていることから、天平時代には寺が存在していたと推定されています。

 今日は、空振りのお寺が多く打率の悪い参拝となりました。合計15社寺をめぐり御朱印がいただけたのは5枚でした。忍耐が養えた1日でした。

#2019年

Default