羽根みたいな形の板状玉髄(蛍光反応あり)No5

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石の種類 玉髄

いつもの海岸の乾燥した砂利浜で見つけた板状のカルセドニーです。

割と大きいのに厚みは1㎝位の薄い玉髄です。

この色合いは茨城の瑪瑙産地の北富田方面からの転石かと思います。
北富田の玉髄や瑪瑙の中には、ブラックライトを照射すると一定の割合で蛍光反応する物が見つかります。

この個体は薄暗い部屋の中で、青白く反応します。
生成時に極微量のウランが含まれた為に反応するのだと思います。

不思議な事に経年変化して白くなった部分や、外皮みたいな部分は無反応(薄紫に写っている)です。

表側は緩やかな仏頭状になっていて、自然なままでシルクみたいな艶が出ています。

裏側はリップルマーク(砂紋みたいな痕跡)が現れており、生成時の流れの方向が刻まれていて当時の状態が垣間見られます。

まるで何かの羽根みたいに見える形が気に入っています。

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