薔薇輝石(Rhodonite)ロードナイト

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ブラジルのミナス・ジェライス州、コンセリェイロ・ラファイエテに近いモロ・ダ・ミーナ鉱山が産地と思われます。

薔薇輝石は数ある宝石の中でカットが最も困難な鉱物の一つだそうです。
以下テキストより
結晶の全方向に劈開性があり、カット時に欠けてしまう危険があります。
その上に結晶軸の全方向に著しい色変わりを示します : 92.5度で交叉する2面の{110}方向に完全な劈開と{001}方向に強い劈開性があります。
 さらに結晶軸のXとZ方向では黄色味を帯びた赤になるため、最も好ましい濃ピンクに見えるY軸方向のみがテーブル面となるようにカットする必要があります。
 元々包有物が多く、透明度が高い大きな結晶が採れない上に、こうしたカット時の制約と困難のため、カットされたルースが極めて少ないのです。

カボションの為色変わりはあまり見られませんが、なんとも瑞々しいルースです。

8.3×6.2×4.6mm
ソ付き

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