SFXワールド《近代映画社》

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1985年に近代映画社雑誌「スクリーン」臨時増刊として発行された『SFXワールド』です。1985年発行。A4版カラー/モノクロ129頁。表紙は「スペース・バンパイア」1985のアートです。
今、SFXと言われても通じにくいですが、1970年代終わり頃からの主に洋画の超リアルな特殊効果を“SFX”とまとめて呼称したことから来ています。この『SFXワールド』も、そのSFX映画ブームの中で発行された一冊です。この本が面白いところは、あまりSFX映画というくくりでは扱われなかった、怪獣映画を始めとする日本製特撮映画も取り上げているところです。(画像6、7)モノクロ頁では、むしろ日本映画の画像の比率が多いです。
内容は「新作SFX映画」「メカニック&キャラクター」「技術から見た特撮映画の変遷」「特撮映像あのシーンの舞台裏」「SFX必見100選」井口健二氏、竹内博氏など馴染みのライターが書いていて好感が持てます。
#特撮映画 #特殊撮影 #SFX #VFX #井口健二 #竹内博 #近代映画社
https://muuseo.com/jason1208/items/828

『スペースバンパイア』《映画チラシ》
映画『スペースバンパイア』原題“LIFEFORCE”米英合作(1985年公開)、トビー・フーパー監督、カラー116分の映画チラシです。(珍しくA4版です) “76年周期で地球に最接近するハレー彗星探査の任務を帯びた英国のスペースシャトル「チャーチル号」は、彗星の近くで謎の宇宙船を発見し、その船内から、いずれも全裸のまま眠り続けるヒトに酷似した男形2体と女形1体が入った各カプセル3基を回収した。1か月後、チャーチル号と地球との連絡が途絶える。救援に向かった米国のスペースシャトル「コロンビア号」は、火災を起こし焼け爛れた船内と、宇宙船から回収された全く無傷の3つのカプセルとそこに眠る3体を確認する。 解剖のため英国ロンドンの宇宙センターに運ばれたカプセルの3体。そのうちの女形が突如起き上がり、警備員の精気を吸収、センターを脱走してロンドンの街へとまぎれる。彼らは生命エネルギーを吸収して生きるバンパイアであった。2時間後、犠牲となり死んだと思われていた警備員は、自身も精気を吸い取るバンパイアと化して復活、やがて犠牲者が犠牲者を作り出していく。 そんな中、チャーチル号の船長カールセンを収めた脱出カプセルが米国テキサス州に落下する。帰還したカールセンは「宇宙船からカプセルを回収した後、乗組員が次々に変死を遂げるのを見て、このまま地球に持ち帰るのは危険と判断し、チャーチル号に火をつけた」と報告する。” ビデオソフトにて鑑賞しました。コリン・ウィルソンの原作を大幅に改編し、トビー・フーパーを監督に据え、当時のSFXの粋を集めて作り上げた作品で、宇宙から地球へ侵入したバンパイアの恐怖を描きましたが、興行的には奮わなかったようです。 本作ほど、女性の裸がこれでもかと出てくるSF映画も珍しい。宇宙ゾンビというかバンパイヤがどうも作り物然としていて、合成で光線だしてくるのはどうかと思いました。 #スペースバンバイア #LIFEFORCE #トビー・フーパー #SF映画 https://youtu.be/5r0Sh1--Hc4
https://muuseo.com/jason1208/items/828

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