『未来惑星ザルドス』《映画チラシ》

0

映画『未来惑星ザルドス』(1974年発表)米アイルランド合作、ジョン・ブアマン監督、ショーン・コネリー主演、カラー105分の映画チラシです。
“2293年の未来、人類は不老不死の「エターナル(Eternals)」と死のある「獣人(Brutals)」に分かれ、エターナルはボルテックスという土地に住み、獣人は荒廃した土地でエターナルのために食料を生産していた。二つの世界は見えない力学的なバリアによって隔離され、ザルドス(Zardoz)という名の、人の頭部を模した空飛ぶ石像のみが往来可能であり、ザルドスは穀物を受け取る代わりに獣人の中から選んだエクスターミネーターという殺し屋集団に武器を渡していた。
あるとき、エクスターミネーターのリーダー、ゼッド(Zed)は、貢物の穀物に紛れて、ザルドスに乗り込み、ボルテックスへ旅立つ。飛行中にゼッドはザルドスを操るエターナルのアーサー・フレイン(Arthur Frayn)を撃つが、アーサーは空中に放り出される。”
未見の映画です。100万ドルという低予算で製作された映画ですが、非常に印象的なビジュアルと哲学的な内容で人気を呼びました。少年マガジン誌か何かで「誌上ロードショー」を掲載していたのを見た記憶があります。ユートピアを作ったら、結局ディストピアになったというストーリーは、諸星大二郎など日本のコミックにも影響を与えていると思います。
SF映画評論の石上三登志さんが、この『未来惑星ザルドス』の評論を書いていました。
#未来惑星ザルドス #Zardoz #ジョン・ブアマン #ショーン・コネリー #SF映画
https://youtu.be/FSjCkISrJfQ
https://muuseo.com/jason1208/items/772

SF映画の冒険 / 石上三登志《新潮文庫》
新潮文庫より1986年に発行された『SF映画の冒険』です。石上三登志(みつとし)[1939-2012]/著、手塚治虫/解説、文庫版モノクロ324頁、ISBN4-10-147701-9、定価400円。(カバーイラストはロバート・マッコール氏による) SF映画を中心に評論活動を行っていた石上三登志氏による評論集。「奇想天外」誌や「キネマ旬報」誌などに掲載された評論の集成です。 『スターウォーズ』『未知との遭遇』『シャイニング』『タイム・アフター・タイム』『エイリアン』『ブレードランナー』『遊星からの物体X』『ダーククリスタル』『トワイライトゾーン』他、《1970年代から1980年代半ばのSF映画黄金時代》の名作を網羅して、なかなか読ませるSF映画ガイドブックとなっています。 石上三登志氏は、『吸血鬼だらけの宇宙船』(奇想天外社)という評論集も書いてますが、出版当時としてはあまり取り上げられることが無かった、東宝特撮映画を取り上げていて面白かったです。 #映画評論 #SF映画 #特撮映画 #石上三登志 #新潮文庫
https://muuseo.com/jason1208/items/772

Default