天燈鬼(金箔雅趣カラー)《海洋堂》

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天燈鬼(金箔雅趣カラー)。海洋堂「日本の至宝 仏像立体図録IV-奥深き造仏の世界-」。高さ6.5cm程。
『康弁の代表作として知られる一対の木彫像。国宝。興福寺西金堂に安置されていたもので、現在は同寺国宝館に展示されている。
天燈鬼は像高約78cm、左肩に灯篭を担ぎ、上体を右に傾け右腕を伸ばして全体のバランスがよく取れている。眉に銅板を用いるなど、工芸的な工夫も見られる。口は大きく開かれ、阿形(あぎょう)を表す。
龍燈鬼像の胎内納入の紙片の記載から、この像が建保3年(1215年)、康弁により制作されたことが判明する。天燈鬼像には納入品はないが、両像は1対で阿吽(あうん)形を示し、その出来栄えも共に非常に優れていることから、天燈鬼・龍燈鬼とも康弁の作品と見るのが通説である。』
仏像における邪鬼というモノは、四天王や帝釈天などに制圧されて、苦し気な表情で踏み台になってることが多いのですが、この天燈鬼・龍燈鬼は、仏に燈火を捧げて主役になっています。現代の西洋アンティークで、天使像がランプや時計を捧げ持ってる構図はよくあるのですが、これは鎌倉時代の仏像です。
作者の康弁さんのユーモアさえ感じる、恐るべきセンスが感じられます。
#海洋堂 #仏像 #日本の至宝 #仏像フィギュア
https://youtu.be/NO9CYlo2pLw

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