大百怪 第四巻 No.8 松明丸

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《物語》
月明かりの中、猟師が山道を歩く。と、パッ、パッと木々の間が光った。「なんの光だ……?」そう思った瞬間、パラパラと小石が体に当たり、バサッバサッというものすごい音と風が過ぎっていった。あまりのことに尻餅をつく。音が去った方をみると、パッ、パッという光は、飛ぶように移動していくところだった──。

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