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大百怪 怪帰録 No.10 目玉親父
《物語》 日本のどこかにあるというゲゲゲの森。 朝を迎え、樹上にある粗末な木組みの小屋に朝日が差し込む。鬼太郎親子の住処だ。 ちゃぶ台の上には茶碗。湯気がふわふわと上る。 極楽、極楽・・・・・・気持ちよさそうに茶碗風呂を楽しむ目玉おやじ。妖怪たちは一日の始まりをのんびりと過ごす。 ゲゲゲの森は、妖怪たちの楽園なのである。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第七巻 No.9 二口女
《物語》 四国の深山に聳える妖怪城。それを見守る鬼太郎は、攻撃の好機をうかがう。すぐさま気配を感じ取った二口女。蛇のような髪の毛をスルスルと伸ばすと、鬼太郎に絡みつかせた。髪の毛の力はクレーンなみで、さすがの鬼太郎も身動きがとれない。やがて鬼太郎は、くわっと広げた二口女の後頭部の口に運ばれるのだった。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第七巻 No.8 白蔵主
《物語》 昔、甲斐の夢山の麓に、狐を捕って暮らす狩人がいた。ある時、子狐を捕られた親狐は、狩人の親戚である寺の僧侶・白蔵主に化け、狩人に対して殺生を戒めた。その後も狐は白蔵主に化け続けていたが、ある時、出先で犬に襲われて、死んでしまった。その死体は、白銀の針のような毛を生やしていたという。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第七巻 No.6 竹切狸
《物語》 囲炉裏端で夜なべ仕事をする農家の家族。ふと、子供が、ザッザッと竹を小枝で払うような音を聞いた。ギコギコと鋸の音もする。裏の竹薮で誰かが竹を切っているようだ。「お父ちゃん、裏の竹薮に誰かいる」 父親は作業を止めることなく「狸だ」とだけいった。翌朝、子供が竹薮に入った。伐られた竹は一本もなかった。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第七巻 No.5 ミンツチ
《物語》 北海道の大地を流れる雄大な河川──。川辺の草むらにいた男が、おかしな足音を聞いた。ピチャ、ピチャ、ピチャ・・・・・・ドボン。足音の主は川に落ちたらしい。音がした方に行ってみる。人が川に落ちた形跡はない。それどころか、周辺の足跡を見て驚いた。鎌のような形──。ミンツチと気づいた男は、急いで逃げるのだった。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第七巻 No.3 一つ目小僧
《物語》 うずらの行商人がある武家屋敷によび止められ、代金を払うのでしばし待てと部屋に通された。しかし、なかなか家人は戻らない。そのうち、ひとりの子供が部屋にやって来て、床の間の掛け軸で遊びだした。掛け軸が痛むのではないかと見ていると、「黙っていよ──」振り向いた子供がいう。顔には、目が一つしかなかった。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第七巻 No.2 あまめはぎ
《物語》 クルクルクル──。激しく回転するあまめはぎの目玉。それを見ていた鬼太郎は、意識が朦朧としてくる・・・。あまめはぎは自分の目玉を回転させることで、相手を気絶させる術を持っているのだ。鬼太郎がふらついている隙を狙い、今度は得意のコマで攻撃を仕掛けるあまめはぎ。危うし、鬼太郎! #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第六巻 No.9 つじがみ
《物語》 朝──。畑に向かおうとする男が家々の並ぶ道を通る。ドンッ──。背後で、そんな音がした。壁に車が激突したような音。様子を見に戻ってみる。見れば、T字路の突き当たりの壁には、「石敢当」と彫られた石がはめ込まれている。「ははぁ、辻神がぶつかったんだな・・・」壁は心なしか窪んでいるようだった。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第六巻 No.8 大かむろ
《物語》 ドンドンッ、ドンドンドンッ──。風が強く吹く晩。乱暴に叩かれる板戸の激しい音で、男は目を覚ました。「うるさいな・・・・・・。こんな夜中に誰だ」板戸の隙間からはピュウピュウと風が入り込み、ガタガタと音を立てている。板戸を開ける。「うわぁっっ」戸口いっぱいの顔が、口を開けてニヤリと笑っていた──。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第六巻 No.7 砂かけ
《物語》 誰もいない神社。森を通る風がざわざわと音を立てる。パラパラ、パラ、ササーッ──。虫を採りに来た子供たちの顔や肩に、砂が降りかかる。「ぷっ、なんだ?」あたりには鳥の気配すらもない。と、再びササーッと砂がまかれる。「砂かけ婆だ」ゾッとしながら、あわてて子供たちは逃げるのだった。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第六巻 No.4 ひでりがみ
《物語》 ゴロゴロゴロ・・・。深夜の山岳地帯。雷鳴がとどろく中、意思があるかのように動き回る黒い雲が現れた。よく見れば障子のようなものもついている。その障子からは、一つ目の化け物が。ひでりがみである。口から熱気を放出するひでりがみ。鬼太郎はその熱気攻撃を受けつつも、うまく火山の火口へと誘導するのだった。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第六巻 No.3 かまいたち
《物語》 人も通わぬ四国の山中──。口が妙に突き出た怪しい男が、奇怪な建築物の上層部からフーッと息を吐く。ブオォォォッ!ゴオォォォッ!かまいたちの吐いた息は突風となり、建築物の下にいた鬼太郎を襲う。空気を吸ったり吐いたりすることで風を操るかまいたち。鬼太郎は苦戦を強いられるのだった。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第六巻 No.2 えんこう
《物語》 夕暮れ時の河原。釣りをしていた子供が帰り支度をしていたときのこと。バシャバシャッ。そんな水音が、すぐ近くで聞こえた。岩の陰から音のした方をのぞく。そこにはヌメヌメとしたカエルのようなもの。それが魚を食べていたのだ。(エンコだ・・・・・・)それと目が合った子供。再び大きい水音が水辺に響いた。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第六巻 No.1 いそがし
《物語》 夕方の江戸の町を歩く職人風の男。仕事を終えたばかりなのか、道具箱を抱えて、めしやの暖簾を潜ろうとした。ヒュウ──。なにかが通り過ぎたときのような、そんな風が男の顔に当たった。その途端、「おっといけねぇ、仕事しねぇとっ!」男の表情に焦りの色がにじむ。そしてもと来た道を急いで戻ってしまった──。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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大百怪 第五巻 No.9 死神
《物語》 さまざまな人が行き交う大通り。その一角に眼光を鋭く光らせる異形がいる。まるで骸骨のような顔をしたそれは、道行く人には見えないのだった。やがて異形は青い顔をした若者の前に立ち止まる。と、強引に手を若者の口の中に入れた。抜いた手にはぴくぴくと動く綿のようなもの。若者はそのまま絶命したようだった──。 #妖怪 #水木しげる #ゲゲゲの鬼太郎
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