マスダヤ バロンザウルス スタンダードサイズ 当時物

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スポーツカーばかりを襲う怪獣、クルマニクラスの神出鬼没のテレポート能力に目を付けたゴリ博士が、その能力の秘密を探るべく、クルマニクラスを捕獲する為に送り込んだ怪獣、バロンザウルス。
ゴリ博士の手下、ラーが「人間が恐怖心を抱くもの」をリサーチし、それを元に作られた怪獣で、公害怪獣や合成怪獣といった異形犇くこの番組では数少ない正統派の二足恐竜型の怪獣。元々はピー・プロのNG企画、『豹マン』の怪獣、バルゴドンだったものを、その着ぐるみを流用して作られた怪獣ですが、地味だった元デザインを一新し、見事、特徴的な新怪獣へと転生させることに成功しています。
インパクトという点では、特撮怪獣史上でも類稀なる個性派であるクルマニクラスに敵わないのは致し方ないところですが、正統派フォルムの中にも、口吻からX字状に伸びた角や全身を覆う外骨格状の装飾などに独特の感性が窺え、ピー・プロ特撮のファンには忘れられない名獣です。

そんなバロンザウルスの、マスダヤ当時物のソフビ。
相方のクルマニクラスのソフビがそれまでのマスダヤ・スペクトルマン怪獣とは一線を画す造形、華やかなイメージの彩色だったのに比べると、このバロンザウルスのマンガチックなデフォルメに粗い造形タッチ、野暮ったい彩色は、良くも悪くもこれぞマスダヤ・スペクトルマン怪獣の本流といった感があります。
ただ、そうした粗さや野暮ったさはあの時代でしか出しえないものであり、それゆえに愛おしい、というのも昭和の怪獣人形ならではの妙味です。

#宇宙猿人ゴリ #スペクトルマン #マスダヤ #ピー・プロ #ソフビ #怪獣

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