太田出版 オタク学叢書VOL.3 スペクトルマンvsライオン丸 「うしおそうじとピープロの時代」

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初版印刷 1999年6月26日
発行所 株式会社太田出版

平成11年(1999年)に太田出版より刊行された「オタク学叢書VOL.3 スペクトルマンvsライオン丸 「うしおそうじとピープロの時代」」です。
『0戦はやと』『ハリスの旋風』『マグマ大使』『スペクトルマン』『快傑ライオン丸』『電人ザボーガー』等々...、昭和30年代~40年代にかけて数多くのアニメ・特撮番組を輩出した制作会社、ピー・プロダクション(ピー・プロ)とその創始者、鷺巣富雄(うしおそうじ)。そんなピー・プロの歴史と自らの半生を鷺巣氏自らがインタビュー形式で語る、という本です。
タイトルが「スペクトルマンvsライオン丸」だけにメインとなるのはもちろんピー・プロ設立以降の話で、ピー・プロ特撮を語る上で欠かすことの出来ない造形家、高山良策氏の写真資料なども掲載されていますが、個人的にはピー・プロ設立以前の話を興味深く読みました。戦前の東宝特技課時代での円谷英二氏との師弟関係、戦時中の軍隊での三船敏郎氏との出会い、戦後の漫画家時代での手塚治虫氏との交流など、鷺巣氏の視点から語られる、これらの“巨人”たちとの知られざるエピソード、これだけでも本書を読む価値大いにあり、だと思います。 

#うしおそうじ #ピー・プロ #マグマ大使 #スペクトルマン #快傑ライオン丸 #電人ザボーガー #太田出版 #怪獣 #怪人

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    CRASH AND BURN 場外劇場

    2022/10/27 - 編集済み

    90年代から00年代初頭はピープロ再評価の動きが活発化し研究本、全話ソフト、
    再販コミック、フィギュアやプライズと続々発売されてピープロファンとしては
    嬉しい10年でした。
    なによりうしおそうじ氏がご存命でこの再評価間に合って良かったと
    マグマ大使本にサインしてもらった時に本当に思いました。

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      オマハルゲ

      2022/10/27

      自分も今となってはPプロが経営してたビデオショップで「ちびっこ怪獣ヤダモン」のビデオを買いに行った時にうしおさんが気さくに話しかけてくれたのは貴重な経験だったかと思います。

      当時はビデオ買いに来ただけだから余計な話はいいんだよ、みたいな感覚でそそくさと店を後にしてしまいましたけど。失礼をしちゃったなと思います。

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      dape_man

      2022/10/27

      現在、ピー・プロ作品の著作権管理をしている株式会社カラーでも何か打ち出して欲しいですね。『シン・スペクトルマン』とか。

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  • ピープロ版権の管理は90年代から順に円谷コミュニケーションズ、キングレコード、カラーと変遷してますが
    愛に溢れた解説書が嬉しいLDBOXをぞくぞく発売し「怪獣王子」も一応復元した円谷コミュニケーションズ、
    「マグマ大使」のリマスターやまさかの新作を製作したキングレコード、
    何もしてくれないカラー…

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