旧バンダイ ファイヤーマン スタンダードサイズ 当時物

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昭和47年の暮れに公開された映画『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』に続き、翌昭和48年、円谷プロはテレビでも「円谷プロダクション創立10周年記念作品」を3本制作することとなりましたが、そのトップバッターとして、1月7日から日本テレビ系で放映が開始されたのが、萬年社との共同制作による『ファイヤーマン』です。
「怪獣特撮番組の原点に還る」をコンセプトに掲げた意欲作でしたが、派手な特撮ヒーロー番組が乱立し、更にはロボットアニメ中興の祖たる『マジンガーZ』の人気が徐々に高まりつつあった状況の中で埋没してしまった感がある作品ですね。『サザエさん』という強力な裏番組の存在や、途中での放映日時の変更などの不運も重なりました。私も当時、放映日時が変わって観なくなった思い出があります。岸田森、睦五郎といった個性派俳優が脇で支えている硬派なドラマは、今観るととても観応えがあるのですが...

岬大介こと地底人ミサキーが、ファイヤースティックで変身する炎の超人・ファイヤーマン。
顔の半分以上を占めている巨大な“眼”がとにかくインパクトあるデザインですが、そんなファイヤーマンの、旧バンダイ製マスク取れ仕様のスタンダードサイズソフビです。マスク取れ仕様の為、やや頭でっかちに感じられるところはありますが、ブルマァクなどで主にヒーローを数多く手がけていた原型師の手による、端正なフォルムの造形はやはり良いですね。スタンダードサイズながらも旧バンダイ特有の大きめに取ったサイズ感も相俟って、なかなか存在感のあるソフビです。

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