-
旧バンダイ 流星人間ゾーン スタンダードサイズ 当時物
旧バンダイ製、マスク取れ仕様の流星人間ゾーン(ゾーンファイター)のスタンダードサイズソフビです。 スタンダードサイズといっても、ブルマァク系の350円スタンダードサイズよりもひと回り大きい、旧バンダイ特有のサイズ感のスタンダードサイズソフビで、個人的には、ブルマァクのキングギドラやガイガン、後年オレンジから発売された恐獣たちと並べた時のバランスが良い、マスダヤの「飛べ 流星人間ゾーン」のゾーンファイターのほうが好みなのですが、単体で見ると、人形が醸し出す存在感という点ではこちらのほうが上ですかね。 原型師は「飛べ 流星人間ゾーン」と同じく、当時、ブルマァクなどで主にヒーローを数多く手がけていた方の手によるものだと思います。「中の人」の顔立ちが、ブルマァクのヒーローソフビの「中の人」と同じ系統なんですが、髪型があちらが七三分けだったのに対し、こちらは本編の防人光を意識してか、長髪なのがポイントです(笑) #流星人間ゾーン #ゴジラ #旧バンダイ #東宝 #ソフビ #恐獣 #怪獣
旧バンダイ スタンダードサイズ 流星人間ゾーンdape_man
-
旧バンダイ ファイヤーマン スタンダードサイズ 当時物
昭和47年の暮れに公開された映画『怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス』に続き、翌昭和48年、円谷プロはテレビでも「円谷プロダクション創立10周年記念作品」を3本制作することとなりましたが、そのトップバッターとして、1月7日から日本テレビ系で放映が開始されたのが、萬年社との共同制作による『ファイヤーマン』です。 「怪獣特撮番組の原点に還る」をコンセプトに掲げた意欲作でしたが、派手な特撮ヒーロー番組が乱立し、更にはロボットアニメ中興の祖たる『マジンガーZ』の人気が徐々に高まりつつあった状況の中で埋没してしまった感がある作品ですね。『サザエさん』という強力な裏番組の存在や、途中での放映日時の変更などの不運も重なりました。私も当時、放映日時が変わって観なくなった思い出があります。岸田森、睦五郎といった個性派俳優が脇で支えている硬派なドラマは、今観るととても観応えがあるのですが... 岬大介こと地底人ミサキーが、ファイヤースティックで変身する炎の超人・ファイヤーマン。 顔の半分以上を占めている巨大な“眼”がとにかくインパクトあるデザインですが、そんなファイヤーマンの、旧バンダイ製マスク取れ仕様のスタンダードサイズソフビです。マスク取れ仕様の為、やや頭でっかちに感じられるところはありますが、ブルマァクなどで主にヒーローを数多く手がけていた原型師の手による、端正なフォルムの造形はやはり良いですね。スタンダードサイズながらも旧バンダイ特有の大きめに取ったサイズ感も相俟って、なかなか存在感のあるソフビです。 #ファイヤーマン #旧バンダイ #円谷プロ #ソフビ #怪獣
旧バンダイ スタンダードサイズ ファイヤーマンdape_man
-
旧バンダイ 正義を愛する者 月光仮面 ムーンライト号 当時物
旧バンダイ製当時物のフリクション玩具のムーンライト号。 目覚まし時計、保育園に持っていくアルミの弁当箱までアニメ版月光仮面で揃えていた、当時、保育園児だった私の一番のお気に入りアニメ版月光仮面アイテムです。 プラ製のバイクにソフビの月光仮面が乗ったチープトイですが、眺めているだけで何ともいえないノスタルジックな気分に浸ることが出来る、懐かしいアイテムです。 #月光仮面 #正義を愛する者月光仮面 #旧バンダイ #ナック #萬年社 #ソフビ #川内康範 #怪人
旧バンダイ 正義を愛する者 月光仮面dape_man
-
旧バンダイ 正義を愛する者 月光仮面 スタンダードサイズ 当時物
『正義を愛する者 月光仮面』は、昭和47年1月10日~10月2日にかけて全39話が放映されたアニメ作品です。オリジナルはいわずと知れた、昭和30年代の国産テレビヒーロー第一号の『月光仮面』で、第二次怪獣ブーム&変身ヒーローブーム世代の私は、ナック制作によるアニメ版で月光仮面を知ったクチです。 オリジナル実写版では脚本も手掛けた川内康範氏は原作のみのクレジットで、シリーズの脚本・構成は後の川内康範ヒーロー3部作(レインボーマン、ダイヤモンド・アイ、コンドールマン)にも深く関わっている伊東恒久が務めています。そんなこともあって全体の雰囲気は、どこか牧歌的だったオリジナル実写版よりも当時の変身ヒーローブームを意識した、スピーディーでテンポの良いものになっているのが特徴です。コスチュームやバイクのアレンジは言うに及ばず、使用する武器もお馴染みの二丁拳銃よりも、鞭や手裏剣などアニメらしい動きを強調したものが多かったですね。 そんなアニメ版月光仮面の、旧バンダイ製当時物スタンダードサイズソフビ。 マスク取れ仕様で、マント・ブーツが別パーツになっていて、同時期の同社の仮面ライダーやシルバー仮面などと同様、「男児の為のまっすぐなソフビ人形」の趣き深い仕上がりとなっています。 #月光仮面 #正義を愛する者月光仮面 #旧バンダイ #ナック #萬年社 #ソフビ #川内康範 #怪人
旧バンダイ スタンダードサイズ 正義を愛する者 月光仮面dape_man
-
旧バンダイ 宇宙鉄人キョーダイン グランゼル ワイドスコープ テレシーバー 当時物
世界的なロボット工学の権威、葉山博士がダダ星地球侵略ロボット軍の侵略の脅威から地球を守るために作り上げた2体のサイバロイド、キョーダイン。 このキョーダインには葉山博士の長男・譲治と次男・竜治の記憶や人格などが移植されているという設定で、番組当初は「オープンフェイス」により演者の顔が映し出されるだけの、どちらかというと『ロボット刑事』や『アクマイザー3』のノリに近い「変身しないヒーロー」でしたが、中盤以降は譲治・竜治の仮想人格とキョーダインのサイバロイドボディが分離、普段は譲治・竜治の姿のままの人間態で、戦闘時はスカイゼル・グランゼルの姿になるという王道の「変身ヒーローもの」の要素を色濃くしたものへと変化していきました。 リアルタイムで視聴していた小学生時分の私は、せっかく『突撃! ヒューマン!!』の「岩城淳一郎」や『仮面ライダー』の「一文字隼人」の人が出ているのに何で生身で出てこないの?と感じていたので、この路線変更は大歓迎でしたが、今『宇宙鉄人キョーダイン』を観返すと、序盤の「変身しないヒーロー」の時期にこそ、この番組の面白さが詰まっていたことに気づかされます。 旧バンダイの「ワイドスコープ」「テレシーバー」付きグランゼル。 こちらもグランゼルの力強さがよく表現されている造形だと思います。 #宇宙鉄人キョーダイン #グランゼル #旧バンダイ #東映 #ソフビ #石ノ森章太郎 #ロボット
旧バンダイ 宇宙鉄人キョーダインdape_man
-
旧バンダイ 宇宙鉄人キョーダイン スカイゼル ワイドスコープ テレシーバー 当時物
昭和51年4月から翌52年3月まで放映された、東映・毎日放送制作、石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)原作の『宇宙鉄人キョーダイン』。 同じ東映・毎日放送制作、石ノ森原作で、前年の昭和50年12月に終了した『仮面ライダーストロンガー』のあとを受け継ぐ形で制作された、いわゆるポスト仮面ライダー的な作品でしたが、ロボットの兄弟ヒーローがジェット機やスーパーカー、ミサイルに変形して戦うというスタイルが非常に斬新でした。ただ、そうした大掛かりな変形メカニック特撮は金がかかり過ぎたのか、割と序盤で消えてしまい、以降は東映ヒーロー王道の等身大アクションを基本とした、良くも悪くも仮面ライダーの亜流的作品となってしまいます... 闇将軍ガブリンやデス五人衆が登場する中盤以降の展開も好きなのですが、当初の変形メカニック特撮路線が継続していたら、石ノ森ヒーローの新たな潮流となっていたかも知れないと思うと、ちょっと残念ですね。 そんなジェット機やスーパーカー、ミサイルに変形可能な兄弟ロボットヒーロー、キョーダインの関連玩具というと、ポピニカや超合金がすぐに思い出されますが、こちらは「ワイドスコープ」「テレシーバー」を売りにした、ちょっと変わったソフビ人形です。 「ワイドスコープ」は、背面の覗き穴から対象物が魚眼レンズのように見えるだけというシロモノで、ハッキリ言ってかなり見難いです。もう一つの目玉、「テレシーバー」は、腕時計型通信機のチープトイで、中の絵柄を組み換えることが出来ます。なるほど、要するに子供が憧れる「スコープ」と「腕時計型通信機」という二つのアイテムを強引に組み合わせた商品なんですね(笑) このシリーズでは、キョーダインの他にも同時期に放映されていた『ザ・カゲスター』『忍者キャプター』『大空魔竜ガイキング』『超電磁ロボ コン・バトラーV』といった特撮・アニメヒーローが挙ってラインナップされており、それなりにメーカーが力を入れていたシリーズであったのが窺えます。売れ行きのほうはあまり芳しくなかったようですが。 人形自体の大きさは約20センチ。小さめのスタンダードサイズぐらいの大きさで、それだけに造形的にはわりと良い感じに仕上がっていると思います。スカイゼルのシャープな格好良さがよく表現されていて、なかなか良い出来ではないでしょうか。 #宇宙鉄人キョーダイン #スカイゼル #旧バンダイ #東映 #ソフビ #石ノ森章太郎 #ロボット
旧バンダイ 宇宙鉄人キョーダインdape_man
-
旧バンダイ ピューマ星人 スタンダードサイズ 当時物
ピューマ星人が登場する第4話「はてしなき旅」。 これもまた初期『シルバー仮面』らしいというか、非常に重く、個人的には『シルバー仮面』のベストに挙げたいエピソードです。 亡き父、春日博士の開発した光子ロケットの秘密を解明すべく各地を彷徨う春日五兄妹たちは、博士が最も信頼していた後輩にして良き協力者だった湯浅博士の元を訪ねます。妻や一人娘・京子と共に、兄妹たちを暖かく迎える湯浅博士。しかし、兄妹たちを付け狙う宇宙人の魔の手は此処にも及んでいました。春日博士と同じO型の血液を持つ人間だけを転送することが出来る電送移動装置を湯浅家のテレビに仕掛けた、ピューマ星人の恐るべき「血の罠」。しかし、電送移動装置によって兄妹たちの身代わりとなって誘拐されたのは、偶然にもO型の血液を持つ湯浅博士の娘・京子でした・・・ 光子ロケットの秘密を持つがゆえに宇宙人からの執拗な襲撃に遭う春日兄妹と、彼らに関わったがゆえに宇宙人に娘をさらわれてしまう湯浅博士夫妻。結局、兄妹の中で唯一O型の血液を持つ次女・はるかが囮になることでピューマ星人のアジトを突き止め、京子の救出と星人撃破には成功するのですが・・・、兄妹たちは心変わりした博士から今後一切の協力を拒絶されてしまうという、救いのない終わり方が観る者の心にグサリと突き刺さります。宇宙人の卑劣な罠によって、期せずして剥がれてしまった偽善者の仮面。初期『シルバー仮面』らしいというか、市川森一節炸裂というか、何ともやり切れなさだけが残るエピソードでした。 さて、ピューマ星人。 毛を毟り取られたニワトリのような容姿に、骨が浮き上がっている不気味な体表。池谷仙克氏が手掛けた初期『シルバー仮面』の宇宙人たちは、モチーフが判然としない、アーティスティックで抽象的なデザインのものが多かったのですが、このピューマ星人は第1話のチグリス星人と並んで、生物の生々しさが感じられるデザインになっています。同じ池谷デザインの『ウルトラセブン』登場のペロリンガ星人からの、鳥面人身の流れが感じられるのも興味深いところです。 そんなピューマ星人の、旧バンダイ当時物のソフビ。 着ぐるみよりも首が短くなっていて、全体的に寸詰まりに感じられるのがちょっと残念なところですが、星人の雰囲気はなかなか上手く表現されているのではないでしょうか。赤味の強い茶色の成型色がまた妙にハマっていて、このソフビ人形の、人体解剖図的な不気味さに一層拍車をかけています。 顧みられることの少ないソフビ人形ですが、じっくりと見れば見るほどに感じられるこの佇まい、存在感はなかなかのものだと思います。 旧バンダイから発売された『シルバー仮面』等身大編の無法星人はチグリス、キルギス、シャイン、ピューマの4体だけでしたが、こうしてソフビ人形になった星人たちにはどれも「味」があってイイですね。4体しか発売されなかったのが本当に残念です。ジュリー星人とかあったらきっと傑作になっただろうなぁ... #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面 第4話「はてしなき旅」dape_man
-
旧バンダイ シャイン星人 スタンダードサイズ 当時物
人間を氷漬けに出来る冷凍光線を武器に、春日五兄妹に迫る氷宇宙人、シャイン星人。 他の等身大編宇宙人同様、抽象的でアーティスティックなデザインですが、この宇宙人は全身が鉱物の集合体、それでいて、どことなくサイクロプス的というところが斬新でしたね。 シルバー仮面に弱点の火を押し当てられ、火花を噴き上げながら断末魔の最期を迎えた場面が印象的でした。 この旧バンダイのソフビは、着ぐるみのように角がアシンメトリーになっていないとか微妙な違いこそありますが、星人の雰囲気を上手く捉えていて、なかなか良く出来たソフビ人形に仕上がっていると思います。 #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面 第3話「父は炎の中に」dape_man
-
旧バンダイ キルギス星人 スタンダードサイズ 当時物
初期の『シルバー仮面』(第1話~10話)では、主人公・春日兄妹たちが亡き父・春日博士の開発した光子ロケットの秘密を探るべく各地を彷徨うという、ロードムービー的展開が見られます。行く先々で兄妹たちは光子ロケットの秘密を狙う宇宙人の襲撃にたびたび遭い、それゆえに戦いに巻き込まれることを恐れる人々に疎まれ、迫害されたりもする... このように初期『シルバー仮面』におけるドラマは、単純に対宇宙人ばかりではなく、人間の無理解や悪意といった負の感情をも抉り出しているのが大きな特徴です。 キルギス星人が登場する第2話「地球人は宇宙の敵」は、そんな初期を代表するエピソードです。 このドラマ内でキルギス星人が発する「地球人同士が信頼し合えないのに、宇宙人が地球人を信頼する事はできない」という言葉は、観ている我々の心にグサリと突き刺さるものがあり、“守る側”と“守られる側”の信頼関係が前提にあるはずのヒーロー番組において、掟破りともいえる疑問を投げ掛けています。 この回の演出を担当した実相寺昭雄監督は、第1次怪獣ブーム期の『ウルトラセブン』において金城哲夫氏と組んだ「狙われた街」という、あまりにも有名なエピソードを生み出していますが、これに登場するメトロン星人は、直接的な攻撃による侵略ではなく、理性を失わせる赤い結晶体により、地球人同士の信頼関係を壊そうと企てました。 しかし、『ウルトラセブン』より僅か4年後、実相寺監督が盟友・佐々木守氏と組んだ第2次怪獣ブーム期の『シルバー仮面』では、キルギス星人の目に映る地球人の姿は既に「お互いを信頼しないもの」と描写されてしまっています。当然、これは「狙われた街」のラストで語られた、「でも、ご安心下さい。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え?何故って?、我々人類は今宇宙人に狙われる程お互いを信頼してはいませんから...」という有名なナレーションを意識していると思うのですが、実はこのナレーション、金城氏の脚本には無く、佐々木守氏が書いたとも、実相寺監督が自ら書き加えたともいわれています。そう考えると「地球人は宇宙の敵」は、実相寺・佐々木コンビによる「狙われた街」の“その後”みたいな位置付けにあるのかも知れません。 さて、話が長くなりましたが、キルギス星人。 頭の両側から飛び出た、二つの電球のような目玉。口なのか何なのか判然としない、顔の真ん中にある穴のような器官。 名怪獣デザイナー、池谷仙克氏が手掛けた『シルバー仮面』に登場する宇宙人たちはどれも傑作揃いですが、特にこのキルギス星人のインパクトと芸術性を併せ持った完成度の高さはシリーズ随一といっていいでしょう。 そんなキルギス星人を当時、ソフビ化したのが、この旧バンダイのスタンダードサイズです。 かなりデフォルメされていますが、着ぐるみの雰囲気をよく捉えた造形であり、また、ちゃんと着ぐるみに近い、抑えた色彩で塗装されていて、劇中の雰囲気を楽しめるソフビ人形に仕上がっています。 #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面 第2話「地球人は宇宙の敵」dape_man
-
旧バンダイ チグリス星人 スタンダードサイズ 当時物
光子ロケットの設計図を奪わんと春日研究所を襲撃し、主人公・春日五兄妹(光一・光二・ひとみ・光三・はるか)の父親・春日博士を殺害した宇宙人、チグリス星人。 ヌメヌメとした体表の質感とチーターを思わせる斑紋、そして、せむし男のような独特なフォルム・・・ この宇宙人のデザインはウルトラシリーズの怪獣デザインなどでもお馴染みの池谷仙克氏によるもので、光子ロケット設計図の秘密を握る春日五兄妹を執拗に付け狙う、この宇宙人の陰湿な暗殺者イメージに相応しい好デザインでした。 そんなチグリス星人のソフビ人形は、本来は着ぐるみにはないはずの角を付けてしまった、という致命的なミスを犯しているのが残念ですが、どこか「パチモン臭」がそこはかとなく漂ってしまうこの人形にも、これはこれで捨て難い魅力があります(笑) #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面 第1話「ふるさとは地球」dape_man
-
旧バンダイ シルバー仮面 スタンダードサイズ 当時物
『シルバー仮面』は、日本初のテレビヒーロー、『月光仮面』を世に送り出した宣弘社が、円谷プロ出身のスタッフたちによって設立された日本現代企画の協力を得て製作した特撮テレビシリーズです。実相寺昭雄や佐々木守など、初期円谷作品に深く関わった面々が多く参加し、その為、宣弘社作品というよりも、ウルトラシリーズや『怪奇大作戦』などの一部のエピソードに見られた先鋭的な部分をより強調した感のある作品でしたが、それを強く実感するのが、従来の特撮ヒーローものの概念を打ち破るハードな人間ドラマが展開する第1話~10話までの、通称「等身大編」と呼ばれる作品群です。 この特撮ヒーローものとしてはあまりにも異色で、ヒーロー物らしからぬ「等身大編」のストーリーは、年齢を重ねた今だからこそ理解出来ますが、当時の視聴者である子供たちには受け入れ難かったようで、そうなると当然、視聴率は低迷。そのうえ、当時『シルバー仮面』の裏番組には本家・円谷プロの『ミラーマン』があり、その影響もあって、第11話以降は巨大ヒーロー路線に転身した『シルバー仮面ジャイアント』となり、ドラマ性よりもヒーロー性を強調したものになってしまいます・・・ それでも低迷を脱しきれず番組は半年で終了することとなりますが、『シルバー仮面(等身大編)』の高いドラマ性は今なお多くの特撮ファンを魅了してやみません。 そんなシルバー仮面(等身大)のスタンダードサイズソフビは、当時、『仮面ライダー』のソフビシリーズを展開していた旧バンダイから発売されました。 等身大バージョンなのにカラーリングがジャイアント仮面バージョンになっているという欠点はあるものの(ジャイアント仮面バージョンのスタンダードサイズは別にちゃんとある)、マスク越しに見える口元の感じなどに妙にリアルな雰囲気があり、マスク取れ仕様であることの利点が遺憾なく発揮されたものになっています。コスチュームやブーツも別パーツで仕立てられていて意外と手が込んでいるし、同社の仮面ライダーや中嶋製作所のタイガーマスクといった同時代のヒーロー人形同様、「男児の為のまっすぐなソフビ人形」の趣き深い仕上がりとなっています。 #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面dape_man