ベアモデル キンダー 赤成型 スタンダードサイズ 平成物

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対インベーダー迎撃システム「キャッチャーAI」の設計図を奪うべく、S.G.Mの御手洗博士邸に送り込まれた人形が、UFOからの光線を浴びて怪獣化したキンダー。
番組が第二クールに入り、それまでの怪獣ともヒューマノイドともつかない独創的で斬新な怪獣デザインが、路線変更によって徐々に変わりゆく中、キンダーはアイアンやダークロンを彷彿させる、『ミラーマン』初期路線の残り香のような怪獣でしたね。それでいて第二クール以降の怪獣らしい重量感も備わっていて、まさに番組の過渡期らしいデザインの怪獣といえます。

キンダーは、第22話までに登場した16体の怪獣(再登場怪獣と重力マシン、ジャバラといったメカは除く)のうち、14体がブルマァクでソフビ化されたミラーマン怪獣の中で、アロザ(第18話登場)と共に当時、ラインナップから洩れてしまった怪獣ですが、そんなキンダーを平成の世に見事、ブルマァクタイプで補完してくれたのがベアモデルです。
ブルマァクのミラーマン怪獣といえば、キティファイヤーやビッグ5(カメレゴン・ビッグアイ・スフェノドン・タイガン・キングワンダー)といった、黄金期ならではの傑作ソフビが次々と輩出されていた一方で、それよりも造形が一段落ちるザイラスやノアも一緒にラインナップされていた、玉石混淆のシリーズですが、このベアモデルのキンダーは後者のラインを狙って作られているような気がします。もし当時、キンダーが発売されていたら話数的に考えてザイラスやノアの原型師が手掛けていた可能性もあった訳で、そんな“もしも”を見事に表現したソフビになっていると思います。
画像5枚目ではブルマァクのザイラス、ノアと並べてみましたが、表情の捉え方や質感など、時代感が上手く表現されているのがよく判ります。やっぱりこの頃のベアモデルのソフビは神懸っているなぁ、と改めて実感しますね。

#ミラーマン #ベアモデル #円谷プロ #ソフビ #怪獣

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