Pet Sounds(Simply Vinyl)/ The Beach Boys

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ペットサウンズを最初に聴いたのは大学生の頃、旧規格CD(CDP 7 48421 2)でした。「サージェント・ペパーズ」に勝るとも劣らない歴史的名盤、と聞いていたのですが、音がモコモコとしていてなんかやたらと暗く感じてしまい、実はまったくピンと来なかったのです。でも、多くの人がすごいというのだからわからない自分がおかしいのだ、と思い、時々引っ張り出して聴いてみるということを繰り返していました。と、ずっと後のある時、「あああ!」という瞬間が訪れて、その凄さ、素晴らしさ、美しさが理解できたのです。天地がひっくり返るような出来事でした(おおげさ)。

そして1999年にステレオ/モノのリマスターCD(TOCP-65255)が出て。ステレオーバージョンのクリアで広がりのある音像が素晴らしく、ますます夢中になっていきました。この凄い音楽は何なんだ、もっと知りたい!と、まだ普通に売っていた「Pet Sounds Sessions」のボックスを買って、次に買ったのが、このアナログです。当時はアナログなんかほとんどの人が見向きもしないような時代。新品で買えるアナログはなかなか見つからなくて、やっと出てきたのがこのmonoの重量盤です。ジャケの色味の再現性とかがイマイチで、レーベルのデザインも面白味がないんですが、やっとこのジャケを30センチ角で手に入れたのがまずうれしかったです。この記事のために久しぶりに聴いたら、クリアでかつガッツのある音はかなり良いです。おお、こんなに良い音だったか、とあらためて発見しました。

#アナログレコード #ビーチボーイズ

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    Furuetti

    2022/02/11 - 編集済み

    僕もステレオ&モノ収録のお得なCDで開眼したのですが、それまではBeach Boys自体をサーフミュージック軟弱バンドと決めつけていてちゃんと聴いていませんでした。でもPet Soundsのおかげで色々と知ることもできてよかったです。LP買うべきか迷います〜(笑)

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      chalkhills

      2022/02/12

      同じです、同じです!
      売れ線狙いのサーフボードのお気楽お兄さんたちだと思ってました。ペットサウンズは逆に、あれ?なんか暗いなーと。開眼してからは、ほんとこれ、色々な音楽の起点になってますね。ビートルズと同じように。

      アナログ、ぜひお試しください笑

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