Pet Sounds(Simply Vinyl)/ The Beach Boys
ペットサウンズを最初に聴いたのは大学生の頃、旧規格CD(CDP 7 48421 2)でした。「サージェント・ペパーズ」に勝るとも劣らない歴史的名盤、と聞いていたのですが、音がモコモコとしていてなんかやたらと暗く感じてしまい、実はまったくピンと来なかったのです。でも、多くの人がすごいというのだからわからない自分がおかしいのだ、と思い、時々引っ張り出して聴いてみるということを繰り返していました。と、ずっと後のある時、「あああ!」という瞬間が訪れて、その凄さ、素晴らしさ、美しさが理解できたのです。天地がひっくり返るような出来事でした(おおげさ)。
そして1999年にステレオ/モノのリマスターCD(TOCP-65255)が出て。ステレオーバージョンのクリアで広がりのある音像が素晴らしく、ますます夢中になっていきました。この凄い音楽は何なんだ、もっと知りたい!と、まだ普通に売っていた「Pet Sounds Sessions」のボックスを買って、次に買ったのが、このアナログです。当時はアナログなんかほとんどの人が見向きもしないような時代。新品で買えるアナログはなかなか見つからなくて、やっと出てきたのがこのmonoの重量盤です。ジャケの色味の再現性とかがイマイチで、レーベルのデザインも面白味がないんですが、やっとこのジャケを30センチ角で手に入れたのがまずうれしかったです。この記事のために久しぶりに聴いたら、クリアでかつガッツのある音はかなり良いです。おお、こんなに良い音だったか、とあらためて発見しました。
#アナログレコード #ビーチボーイズ
ロック、アナログレコード
2000年くらい?
chalkhills