MAX・10JA

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マックス株式会社初の100本の針を装てんすることができる小型ホッチキス『MAX・10JA』です。

懐かしいデザインの小型ホッチキス『MAX・10』に似たホッチキスですが、『Max・10』は50本のホッチキスの針が装てんできるのに対して、『MAX・10JA』は最大100本の針を装てんすることができ、作業中の再装てんの手間を格段に減らし、作業効率をUPさせたモデルです。

通常のコピー用紙程度であれば最大20枚まで綴じることが可能。

外   寸 / H46×W20×D102(㎜)
質   量 / 84g
針装てん数 / 100本
とじ 奥行 / 62㎜(最大)
使 用 針 / №10 

昭和36年(1961年) 「作業用A型ホッチキス」の名称にて登場
昭和42年(1967年) 「マックスホッチキス 10JA」の商品名でカタログ掲載           カラーリングは橙・青・緑の3色

見た目は『MAX・10』と変わりないように見えますが、プラスチック製の「ハンドルヘッド」(写真では緑色のもの)は大型のものを装着して操作性を向上させています。

今は大概のホッチキスに装着されているリムーバーですが、このモデルには装着されていません。普段ホッチキスを使っているときにはその存在をあまり意識していませんが、いざ着いていないモデルを使うと、標準で備わっているリムーバーの存在がありがたく思えてきます。

この頃の針曲げ台(クリンチャ)は台座と別々に成形されていたようです。
お陰で、下側の台座はシンプルな造形となっていますが、案外自然と手にフィットし、個人的には結構お気に入りのデザインです。

マガジンの内部は、のちに登場する『HD-10D』に共通するものがありますが、マガジンの上部にある「マガジンカバー」の形は異なっています。
経年変化を経たものを見ると、マガジンカバーを支えるバネの部分にやや難があるのか、針を連続して打ち出せなくなってしまっておりました。
この原因は、針を打ち出した後のドライバーが元の上方の位置に戻ろうとする際、後続の針をそのまま引き吊り上げてきてしまう(本来であれば、この引き吊り上げる力をマガジンカバーが押さえ込み、針は定位置にあるのです)ためでした。結果、針を正常に送り出せずに後続の針を打ち出せないという状態でした。のちに登場した『HD-10D』で耐久性が大きく向上した要因には、マガジンカバーの形状の変更にあるのだと思われます。

操作性の向上を果たしつつも、その後に続く高い耐久性と高い信頼性を勝ち取るまでの進化を伺い知ることができるモデルです。

ちなみに、この『MAX・10JA』は昭和46年(1971年)ごろまで作り続けられ、その後、2代目モデルにバトンが引き継がれています。

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