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Hibonite / ヒボナイト
<鉱物の説明> ヒボナイトは1953年、フランスの探鉱者ポール・ヒボンによって発見された為、 彼の名前にちなみ命名された。 セリウムを含む数少ない鉱物で、色の種類は多いようだが、大体がこの系統の色になる。 酸化具合によって色が変わる。 隕石由来のヒボナイトは青色になる傾向があるとの事だが、生きている間に見れるのだろうか。 <鉱物データ> 分類 希元素鉱物 化学式 (Ca,Ce)(Al,Ti,Mg)₁₂O₁₉ 結晶系 六方晶系 へき開 不明瞭 モース硬度 7.5-8 光沢 脂肪、金剛、ガラス光沢 色 茶色、黄色、赤色、青色等 条痕 茶色 屈折率 1.79-1.80 比重 3.84 <その他コメント> このヒボナイトは2024年10月に宇都宮ミネラルマルシェにて購入した。 正直大きくはないが石質やカットクオリティが高い為、標本として購入した。 何気なく見に行ったら、探していないがそこそこに会いにくい鉱物に出会った。 こういう出会いは嬉しい物だ。 参考文献(敬称略) Patrickvoillot https://www.patrickvoillot.com Wikipedia https://en.wikipedia.org
2024.10.20 マダガスカルノリさん
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Afghanite / アフガナイト(アフガン石)
<鉱物の説明> アフガナイトは1968年、アフガニスタン・バダフシャン州サルエサンのラピスラズリ鉱山にて発見された。 名前は発掘されたアフガニスタンに因んで名付けられた。 アメリカやタジギスタン、その他でも産出されている。 アフガナイトは、硬度は其処迄高くなく、劈開がある為に加工が非常に難しいとされている。 結晶の生長の条件が厳しい為、大きいアフガナイトは少ない。 大きい結晶はそれだけでも高くなるが、宝石質(透明度が非常に高い)自体が少ないので、 小さくてもクリーンであればそれだけで高い印象が強い。 どうしても、大きめなのが欲しいのであれば水色のアフガナイトを見つけてみると、 キャラットアップでも案外安く手に入る。 特性として、蛍光する性質がある。 写真では黄色ではあるがどちらかと言うと橙色に蛍光する。(橙色~桃色を呈す) 深い青色が美しく、蛍光もするので人気があるのは頷ける。 <鉱物データ> 分類 珪酸塩鉱物 化学式 (Na,K)₂₂Ca₁₀[Si₂₄Al₂₄O₉₆](SO₄)₆Cl₆ 結晶系 六方晶系 へき開 完全 モース硬度 5.5–6 光沢 ガラス光沢 色 青色、無色 条痕 白 屈折率 1.523-1.529 比重 2.55–2.65 <その他コメント> 2024年10月に宇都宮で行われていたミネラルマルシェにて購入した。 以前に同じ業者がペアシェイプの3分を同じ値段で販売していて気になっていたが見送り。 今回、ミネショにて同業者がこちらのアフガナイトを販売していたので購入した。 内包物は無い訳ではないが、色の濃さにより大きく気になる事もなく、 大きさと透明度、値段を考慮して標本として購入した。 参考文献(敬称略) wikipedia https://en.wikipedia.org/ Topstone https://www.topstone.jp
2024.10.19 アフガニスタンノリさん
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Eudialyte / ユーディアライト(ユーディアル石)
<鉱物の説明> ユーディアライトは1819年、グリーンランド南西部にて産出すると初めて記載された。 ※発見自体は1817年という文献有り 名前の由来として酸に溶けやすい事から、ギリシャ語の「良く溶ける(eu dialytos)」から来ている。 産地は極めて限定的で、基本的に不透明であり、宝石質(透明度が高い)な物は数が少ない。 ユーディアライトは、概ね他の鉱物と産出される事が多い。原石(ミネラル)の状態では、不透明であったり、黒色や白色の石と共生(塊状)になっている物がほとんど。 産地は限定的と書いたが、ロシアやグリーンランドは有名で、カナダ、ブラジル、ノルウェーでも発見されている。 <鉱物データ> 分類 ケイ酸塩鉱物 化学式 Na₁Ca₆Fe₃Zr₃Si(Si₂₅O₇₃)(O,OH,H₂O)₃(Cl,OH)₂ 結晶系 斜方晶系 へき開 不明瞭 モース硬度 5-6 光沢 ガラス光沢 色 赤、マゼンタ、茶色、青、黄色 条痕 白色 屈折率 1.590-1.633 比重 2.74-3.10 <その他コメント> このユーディアライトは、2024年10月に宇都宮にて行われたミネラルマルシェにて購入した。 業者の名前は出さないでおくが、基本的にリング等の宝飾品がメインではあるが、そこら辺のルース販売業者よりも、 レアな石を扱う事が多いという。 確かに、80店舗(公式サイト)の出店があった中で、他の業者でも扱っていないと思われる、 マルシェで1点のみの物も幾つか出品していた。 今回の宇都宮ミネラルマルシェでは石を買う予定は無かったのだが、結局はレアストーンと呼ばれる物を5種購入した。 その内の一つがこの宝石質ユーディアライトだった。 お世辞にも大きいとは言えないが、石自体の品質とカットバランスが良かった為、入手。 透明なユーディアライトであっても検索したら在庫が普通に存在するので、 入手難易度は、そこ迄高くないと思う。 参考文献(敬称略) Patrickvoillot https://www.patrickvoillot.com wikipedia https://en.wikipedia.org
2024.10.19 ロシア・コラ半島ノリさん
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Pezzottaite / ペツォッタイト
<鉱物の説明> ペツォッタイトは2022年11月、マダガスカル南部アンチラーベの南西に約140km進んだサカヴァラナ鉱山で発見された。 名前の由来はフェデリコ・ペツォッタ博士にちなみ、2003年9月にその名前がつけられた。 ※サカヴァラナ鉱山は既に掘りつくされたと言われている。 ラズベリル(Raspberyl)と呼ばれているのは、緑柱石の一種と思われていた為。 ピンク色が基本であるペツォッタイトは、マンガンイオン由来であり、ルベライト(紅電気石)等と同じである。 濃い色のペツォッタイトは目を引くと同時に、内包物が多くとも価値が高くなるイメージがある。 宝石質は非常に少なく、基本的にはクラック等の内包物が入り込む。 その為、含侵処理が基本的に施されているとされ、それによる価値の減退は他の宝石と比べて小さい。 内包物の多さから、チューブインクルージョンによるシャトヤンシー効果を見せる物がある。 <鉱物データ> 分類 ケイ酸塩鉱物(サイクロケイ酸塩鉱物) 化学式 Cs(Be2Li)Al2Si6O18 結晶系 三方晶系 へき開 なし モース硬度 8 光沢 ガラス光沢 色 橙色、桃色、赤色 条痕 白色 屈折率 1.60-1.62 比重 3.1 <その他コメント> こちらのペツォッタイトは2024年10月に行われた宇都宮ミネラルマルシェにて購入した。 業者との会話で、「100pc程の中から厳選した石を仕入れた」という事で、6pc程の小粒の未処理が陳列していた。 基本的には含侵処理がされ、それでも内包物(クラック)が多いのに、この素晴らしく綺麗なピースを揃えた訳だけだが、 初日と二日目の昼(ボクが声掛けする迄)は見向きもされなかったそうだ。 ※こちらの業者はメインは指輪などの宝飾品 取り揃えた未処理のペツォッタイトは0.15-0.18ctだったので、その中で一番内包物が綺麗な物を購入させてもらった。 ペツォッタイト自体は含侵処理が基本であり、拘りが無ければレアストーンの中でも誰でも手に入れる事が出来る分類だと思う。 色が綺麗な鉱物なので、気に入ったらネットショップやミネラルマルシェで簡単に手に入る。 参考文献(敬称略) GSTV https://gstvfan.jp wikipedia https://ja.wikipedia.org
2024.10.19 Madagascarノリさん
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スピネル 4.761ct
シンデレラプロジェクトの一つで仕上がったゲオちゃん作品のキューブカット。 持ち主の方から、いくつかの商品と共にボクにお譲り頂いた。 人気がすごいある、めちゃくちゃ輝く様な色合いでは無いが、 内包物も見当たらない(気にならない)大人な雰囲気と、 大きさを兼ね備えている。
ノリさん
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ピンクトルマリン 0.62ct
ピアッちゃん初期作品のトルマリン。 品質は高いとは言えないが、丁寧にカットされている。 内包物があり、虹もちらりと見える。 肉眼だと派手ではなくワンポイントになるかどうか。
ノリさん
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パパラチアサファイア 0.82ct
ゲオちゃんが作ってくれたパパラチアサファイア。 ゲオちゃんのテーブルキューブが入っており、妥協なしのカット。 こちらは、とある方か譲り受けた一品。 元々は御徒町のとある店(有名)のパパラチアサファイアだった。 装飾品とこのパパラを交換したお客さんが、GemTreeJapanで輝くように手を加えた一石で、 お客の想い出と共にある意味でのコラボ作品である。
ノリさん
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非加熱パパラチア(ベトナム産) 0.412ct
ピアッちゃんが作ってくれたオーバルに、キューブカットが施された一石。 ベトナム産のシルキーな感じにピンクオレンジ、パープル感じる非加熱サファイア。 特別大きい訳では無いが割と高い彩度を持っている。 機関によっては別名義(パパラチァやロイヤル等)が出ない事があり、 こちらも他の鑑別ではどう出るかは現状不明である。 こちらのパパラチァは2か月ほど前に販売(所属元)したルースであり、 それをお客様が買い、後に放出品としてフリマに出ていたのを買い取った。
ノリさん
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アメジスト 2.83ct
ビンテージ作品のアメジスト。 ブラジル産の濃い色が乗っており、非常に美しい。 ペンライトでカラーシフトしている様に見える。 カシャライ産だったらもう少し綺麗に赤くなるのだろうか。 これでも十分美しい。
ノリさん
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ロードクロサイト(北海道) 0.63ct
昔の作品になる。 ケースが今のものとは違い、普通に数百円で売っている物だ。 北海道ロードクロサイトは別段レアでもなんでもないが、柔らかい雰囲気唯一無二だ。
ノリさん
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コーディアライト
色 :濃い青色~灰青色 光沢:ガラス光沢 蛍光:無し 条痕:白 分類:ケイ酸塩鉱物 晶系:斜方晶系 組成:(Mg,Fe)₂Al₄Si₅O₁₈ 劈開:明瞭 断口:貝殻状 ※コーディエライト
ノリさん
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ブルージルコン 2.4ct
かなり古いビンテージ作品のブルージルコン。 高さを出すカッティングがされる風潮があった時代に、 既に腰の高さを抑えてカットしていた。 シルバー感じ、鮮やかとまでは行かない青色。
カンボジアノリさん
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ローズクオーツ
色 :バラ色、ピンク色 光沢:ガラス光沢 蛍光:黄色(稀) 条痕:ピンク色 分類:酸化鉱物 晶系:六方晶系 組成:SiO₂ 劈開:無し 断口:貝殻状
ノリさん
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ジルコン
色 :無色、茶色、緑色、赤色ほか 光沢:ガラス光沢~ダイヤモンド光沢 蛍光:黄色 条痕:白 分類:ケイ酸塩鉱物 晶系:正方晶系 組成:ZrSiO₄ 劈開:不明瞭 断口:貝殻状
ノリさん
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ラピスラズリ
色 :青(瑠璃色) 光沢:樹脂光沢~ガラス光沢 蛍光:無し 条痕:青 分類:ケイ酸塩鉱物 晶系:等軸晶系 組成:(Ma,Ca)₇~₈(Al,Si)₁₂O₂₄[SO₄.Cl,(OH)2,S] 劈開:不明瞭 断口:不規則
ノリさん